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No腐
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頭がノックされてるような感覚
足が潰れたような感覚、
全部覚えてる。
一般兵から受ける、日々の暴力。
頭は赤くなるし、髪はボサボサになるし、腹は青くなるし、足は動かなくなりそうだし。
弱いってだけでこんなにもいじめられるんやな。
悲しい世の中やわ〜
いっそのこと死んでやろかな、アイツらの前で
トラウマ植え付けさせて、戦場に立てなくしてやろかな?
…でも、できないなぁ。
だって、俺のとこちゃうからなぁ。
一番尊敬してる人のとこやからなぁ、なんもできないや。
『はぁ…』
出したくもない溜め息をつき、重い足を無理矢理動かす。
もうすぐ、飯の時間なのだから。
と
『仲間に迷惑かけちゃ、ダメやもんな…。』
遅い、と少し感じれば
『すまん!遅れたわ!!』
と明るい声が聞こえる。
明るいはずなのに、どこか苦しそうな声。
『遅い、皆んなもう食った。』
tnが冷たい口調でciに言う、
何も事情を知らないのに、な。
『zmはお前が来ないって待ちくたびれてたし…』
『…まぁいいよ、さっさと食べて早く寝ろよ。』
そう言ったtnは眠たそうに書記長室に入って行った。
tnが部屋に戻った数秒後、ciが俯いたまま俺の隣にきた。
涙を堪えて、無理して笑いを作って、
その姿を見ただけでも悲しくなってしまう。
『…お疲れ様、今日も頑張ったな。』
彼の心を少しでも楽にするために励ましてやる.
彼が楽になれるため、ciを元に戻すため。
『…ッ』
まだ堪えてるのか、声が出ていない。
彼の声が聞きたい一心で撫でたりしてみる。
『ッう……』
ようやく声を出してくれた.
嬉しい
『ん、飯食える?食えないなら寝てていいで、部屋まで運んでやる。』
そう言ったら彼は申し訳なさそうにこちらをみてくる。
前まで明るかったはずの瞳をこちらに向けながら、
『…安心し、みんなに怒られても俺が言うから』
そう言い、軽く撫でてやると安心して寝てしまった.
隈が酷い目元に加え、乾燥した唇。
手は傷だらけで痛々しく、腕はあざだらけ
これだけで見るに耐えるっていうのに、見えない体はどうなっているのか。
なぁ、信じてるから、教えてくれよ
お前は何を隠してるんだ?
飽きちゃった