コンニチハァ~↗僕ぅアサギ・オリグラ!キャピッ!
ハジマーリスクールに通う15歳っ!キャピッ!
…うん。いい歳こいた男がやるもんじゃないな…
改めまして、僕はアサギ・オリグラ。
ハジマーリスクールに通う今日誕生日の15歳。
ちなみに今はAM11:00。平日。
スクール通いの僕がどうしてこんな時間に呑気に
自己紹介してるのかって?それはね…
今年から実施された謎の政策。
『午後から授業』の実施日だから。
そして今日は家庭科の調理実習がある!
というわけで寝れる&調理実習のダブル嬉しいことが
ある日なんだ!ハハッ!楽しみ〜〜〜
オリグラ家 1階
アサギ「おはよ〜…」
「あらおはよう。遅かったわね」
アサギ「うるさいな…」
…この人は僕の母さんカアサン・オリグラ。
嘘みたいな名前だけど本名だ。もしかしたらンが
いらないかもしれない。知らないけど。
カアサン「そういえばこんなの届いてたわよ」
アサギ「え、僕に?」カアサン「はい」ペラッ
『アサギ・オリグラ殿
午前10時にハジマーリ城に来るように
ハジマーリ王』…は?
大遅刻じゃん。え?起こしてよ。こんなの理不尽だ。
人が1分歩いてもせいぜい80メートル位らしいね。
じゃあ僕が40分歩いて登校してるスクールは
40かけ80で3200だから…だいたい家から3キロだね。
じゃあスクールからさらに1時間かけて歩いていく
お城は?80かけ100で…8000。8キロだね…
無茶言うなよ。今から歩いても着くのは12時半過ぎ。
もうかなり絶望的だけどそれでも頑張るよ!
アサギ「それじゃあ行ってきまーす…」NOW11:10
40分経過
アサギ「やっとスクールが見えてきた…ん?」
「あらアサギさん。フフッ、頑張ってね。」
家庭科の…ヒナタ・タチバナ先生。…頑張って?
アサギ「あの〜…頑張ってってどういう…」
ヒナタ「あら!もうこんな時間!それでは〜」
アサギ「えっあっちょっ待っ…」NOW11:50
さらに40分経過
アサギ「うぅ…坂道か…」
ぜぇ…ぜぇ…もう遅刻してるのに急ぐ意味とは…?
はぁ…はぁ…意味なんてないよな…
ひぃ…ひぃ…なんて言い訳しよう……意味ないのに?
えぅう…疲れた…
20分経過 NOW12:50
はぁ…はぁ…ひぃ…ひっひっふ〜…ラマーズ法なんか
するより早く城に…はぁ…はぁ…
…こんな石造りの門なんて普通潜ることないよね…
いや…スクールの門はこんな感じだ…毎日通ってた…
10分経過 NOW1:00
アサギ「すみません…遅れました…アサギです…」
!? えっと…王…? こんなこと言うのは失礼だが…
どう見ても「ちくわ」を着た「棒人間」だ。
王「おお!待っておったぞ。アサギよ。
それで突然なのだが…勇者になってくれ!アサギよ!」
アサギ「…は?」いや、マジでこんな声が出た。
あまりに驚きすぎてそれしか…
王「何も言わないということはなってくれるという
ことだな!そなたの活躍、楽しみにしておるぞ!」
えっちょっと待って
王「仲間は魔法使い、僧侶、戦士が良かろう。
今までの勇者も仲間にしておったぞ!」
はぁ〜…仕方ないよなるよなってやるよ!メモメモ…
えーと…ま法使い、そうりょ、せん士…
王「齢15にしてそれはどうかと思うぞ…」
勝手に見るなよ!僕が読めたらいいんだよ!
王「とりあえず…出発じゃ!酒場へ行くのじゃー!」
なんで王が仕切ってんだよ…酒場じゃないといけない理由でもあるのかよ…ないだろ…カフェでいいだろ…
続く!
次回予告! 初めての仲間集め!初めての戦闘!
初めてづくしだ!ちくしょう!
次回は遂に仲間ができる!超個性的だがイイヤツだ!
次回!ここから始まる冒険旅…?デュエルスタンバイ!
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