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私はいつも遠慮がち。食べたい物も趣味も欲しい物も全部。
みんなが我慢しているからそれもある。冷たい視線が心に傷がつく。
その積み重ねで私はいつも人に指示されないとできない人間になってしまった。
結婚相手も親に決めてもらった。
しかも鬼の一族の当主。
でも私は別にいい。何もできないから。
結婚が決まって宴が開かれた。
そこでは私が我慢してた欲しい物、食べ物がずらりと並んでいた。
でも私はそれを選ばなかった。また冷たい視線を浴びるのが嫌だし怖いから
それを見かねた当主様は
「人間の食べ物は美味いのか不味いのか分からんがお前の好きな物は分かる」
「俺は鬼だぞ。お前が考えていることぐらい分かる。」
「お前はいつも我慢しすぎだ。ちょっとは素直になれ。」
「人間の人生は短い。一度きりだ。好きな物、欲しい物、食べ物を好きなものだけ食べなはれ。」
私はいつの間にか泣いていた。我慢してたものが全部溢れてしまった。
でも当主様と周りの人は暖かい視線をくださった。
私はこの人と結婚してよかったと心底思った。
これからは少し自分の思いを言ってみよう。
おしまい
参考 鬼の宴
作詞 友成空
作曲 友成空
少し実話、、
みんなもこんな経験ありますか?