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ここはどこだろう
白いふかふかな上で僕は目を覚ました
見渡すと白い天井、壁。
突然部屋の外から足音が聞こえてきた。
?? コンコン「失礼しまーす。入りますねー」
え?この部屋に?入るの?
僕が大焦りしている中、気にせず扉がゆっくりと開かれていく。
??「ぇ?」
「ぁはは、、、こんにちはぁ〜…」
バチッと目があった。僕は目を覚ましたばかりだから声が枯れていて小さいだろうけど聴き取れる声量だと思う
それよりこの気まずい空間をどうしよう
お互い見つめあったまま相手は微動だにしない。僕から話しかけるべきだろうか。なんと言おうか
思考を動かしている中沈黙を破ったのは彼だった
??「え!!?ぶるーく起きたの?!?!えっ!?」
僕の前でそう叫び、1人あわあわしている。
起きたばかりで頭が痛いが とりあえず人違いの事を伝えなきゃ。
「えーーーと、人違いじゃないですか、?
ぶるーくって誰のことですか?」
??「え?何言ってんのぶるーく……え?嘘だよね。あはは…」
目を逸らしながら彼は再度ぶるーく、え?ぶるーくと呟いている。
「あと、あなたの名前は?」
彼はメデューサと目が合ったかのようにぴしっと固まった。表情がよく変わる人だなぁ
こんなの僕も混乱するよぉ〜…
nk「……えっと、どこから話せばいいか分からないけど俺はなかむ!そしてお前の名前はぶるーくだ!また来るから覚えとけよ!!!」
そう言って帰って行った。嵐のような人だなあ
僕がうーん、うーんと頭をひねらせているとまた彼が入ってきた。
nk「あとお前起きたならナースコール押しとけ!
じゃーな!」
なかむ?が教えてくれなかったらナースコール押すの忘れてた!あぶないあぶない
いい人なのかなぁ、
何日か経った。
診断結果は僕は記憶喪失らしい。正直まだ信じてはいない。
なかむはまだ来ない。
医者からは安静にしてって言われたから今日もぼんやりしている
「今日もひまだなぁ〜」
??「失礼しまーす。入るねー!」
「はーい!どうぞ〜」
??「おお!ほんとにぶるーく起きてんだ!!」
??「言っただろ俺!」
??「お前ら院内なんだから騒ぐな!うるせぇ!!」
なんか元気だし大人数じゃない?知らない人沢山部屋に入れちゃって僕大丈夫??
なかむ「おーー!ぶるーく久しぶり!元気だった?」
「うん。特に変わらず元気だったよぉ〜
それよりなかむの周りにいる人だれ?」
nk「あーー…そっか、
紹介するね!ぶるーくの友達の
ky「きりやんでーす!んで緑のがシャークんで青いのがきんとき。紫のがスマイル!」
kn「突然押しかけてごめんね。俺はきんとき!
よろしくね」
爽やか青年だーーーー
「よろしくね〜きんときー!」
sha「俺シャークん。お前の友達だからな。よろしく」
ギザ歯が特徴のしゃーくん?
「よろしくねぇ〜」
sm「スマイル」
すまいる?名前?名前と表情が見合ってないんだけど(笑)
「すまいる?よろしくねぇ」
なかむ、きりやん、きんとき、しゃーくん、すまいる!
もう覚えちゃった!どっかで聞き覚えがあるような……気のせいか!
「そーえばみんなで何しに来たのー?」
nk「よくぞ聞いてくれた!!!俺たちはぶるーくが記憶喪失という事で記憶を取り戻す手伝いをしに来た!!!」
「えぇー?ぼく記憶喪失じゃないよ〜」
kr「いーや!俺たちのこと覚えてない時点で記憶喪失なんだよなぁ」
「うーーーんなんも言えないなぁ(笑)
でもきりやん達が親友な事もまだあんま信じてないからね。うそかもしれないし、、」
nk「………………」
kn「まあ、信じられないのは仕方ないよね」
nk「じゃあ今度ちゃんと証拠持ってくるからそれでいいな!お前に今日は荷物だけ持ってきたからとりあえずまた俺たちがくるまで待ってろ!!!」
sha「それならお前も信じるだろ」
「え、あうん!」
「もう帰っちゃうの?」
kn「今日はひとまず必要な物を持ってきたからまた元気になったら遊ぼうね 」
「は〜い」
sm「じゃあな」
バタンといって閉まった扉
みんなが痛くなった瞬間にしーんと静まり返る部屋。なんか寂しいなぁ、
みんなが持ってきてくれた荷物を片付けて、スマホを取り出す。
パスワードは覚えているから開くと
「う〜〜ん?スマホのフォルダになかむ達がいるなぁ、、、エ?!まじの記憶喪失なの!!!?」
1人部屋の中でテンパる僕。だってあんなこと言っちゃったし……
これは信じざるを得ない!!!
スマホを見ながら1人テンパる僕(笑)
たぶん続く。