#8「恋愛相談会?」
「ロミアちゃん、
さっきシルクが言いかけてたこと聞きたい?」
「え、言いかけたってスマブラやってた時の?」
なんかシルクは私の事が…ってやつだよね
「でもシルクさんは隠したがってるからなぁ…」
「ところでシルクの事気になってるの?」
「…え、気になってる…?」
もしかして恋愛的にって事!?
私恋バナとかしたことないよぉ…。
まず恋バナする相手がいないし…(泣)
「えぇ…?」
シルクさんはかっこいいし優しいけど…
気になってる…のかな。
でもなんか好き…、なんだよね。
「どうなのっ?」
「シルクさんの事はかっこいいし素敵な人で
好き…とは思ってますけど…
恋愛的にかは分からないんです…。」
「ふーん…」
モトキさんは
なんだかつまらなそうな顔をしてそう言った。
「シルクはどう思ってると思う?」
「え、シルクさんが?」
「うん」
私はいきなり来させてもらった
その場所がシルクさんのお家だったってだけ…。
シルクさんは私の事は
ただの知り合い程度に思ってるはず…
「友達…ぐらいに思ってるんじゃないですかね」
「ははっ(笑)面白い答え」
モトキさんは寝転びながらそう言った。
面白い?
どうゆう事だろう
さっきから展開が追いついていかないよ…
「まぁそのうちわかる。
ロミアちゃんも早く好きな人見つけなよ?
じゃ、風呂入ってくるから」
好きな…人。
さっき恋愛的に好きじゃないって思ったけど…
あれ…なんでかな。
思い返して見れば
いつもシルクさんの事ばっかり…
もしかして私…シルクさんの事が…?
私はふと、スマホを見る
すると1件のメッセージがあった。
シルク『今日もお疲れ様。
明日マサイのとこに行ってみてくれ
モトキはちょっと…
用事で家を開けてるらしいから』
用事?
私に言いずらいことかな。
明日マサイさんの家…よし行ってみよ。
ー次の日
「よし…」
いつも来る時見つからないように
こないとだから大変だなぁ…。
マサイさんは…あ、いた!
「あ、ロミアちゃん!よし行こ!(コソッ」
「はい、OKです(コソッ」
あのいじめっ子たちにも見つかったら…
想像したくないな。
ーマサイ宅
「よし着いた!ここだよ」
「お邪魔しまーす…」
「しばらくは俺の部屋で過ごすんだよね」
「はい、モトキさんの事情で」
「まぁモトキも色々ひねくれてるから
俺ん所ずっといてもいーよ。」
マサイさんもすっごく優しい。
てかよーく見たらもしかしてハーフ?
「(๑⃙⃘°‐°๑⃙⃘)ジー…」
「え、なになに?(笑)そんなに見つめてw」
「えっいや…もしかしてハーフなのかなって…」
「お、凄い!
実はパキスタンのハーフなんだよね〜」
やっぱり!ハーフってかっこいいなぁ〜
てかカメラの数すごい…
機械系詳しそう…絶対頭いい人だ。
「あ、てかさせっかくだし
宿題でもやらね?
でも俺わかんねーとこあるんだよなぁ…」
「どこですか?
良ければ教えれるかもしれないので…」
「ホント!?えっとね〜…」
数分後
「そうすれば簡単に解けますよ」
「わ!分かりやすい!!ありがとう!!」
「いやいや…暇すぎて
勉強ずっとしてましたからね(笑)」
下手なことしたらいじめられるし
変なことできないから
仕方なく勉強してたのが役立った(笑)
「…っていうか、
ずっと気になってたんだけどさ…」
「?」
「もしかしてだけど…いじめ受けてる…?」
「え…?」
マサイさん私がいじめられてる事知ってたの!?
でもここでそうって言っても
どうにもなんない…
「なんで…そう思ったんですか?」
「なんかいつも疲れた感じ?だし…
服…少し濡れちゃってない?」
「……」
バレてたのかぁ…マサイさんには。
「…察しがいいですね、
そこまで気づけてたなんて…」
「やっぱり…なんで相談しなかったの?」
相談…できないよ。
みんなそうだよ…きっと。
理由は分かりきってること。
「……」
「答えて…?」
「…マサイさんたちに…
被害を受けさしたくないから…」
「え…?」
どうせまた捨てられる…
泣いてるとこなんて見せたくないし
出ていかないと…
私なんか…私なんか…!
「ごめんなさい…!」
「ちょ、待って!(ガシッ」
「…えっ……」
マサイさんは私に視線を合わせた
「泣いてるとこ…
見せたくなかったのになぁ…(泣)」
「…は…?」
「マサイさんたちの前では
強がっていたかったのに…(笑)」
「なんで…こんな時まで笑ってんだよ…」
「え…?」
「俺は今のお前が嫌いだ。」
「……?」
「無理して笑ってるロミアちゃんを見たくない」
「………」
「素直に笑ってる
ロミアちゃんを俺は見たいんだ」
「う、うぅ…(泣)」
「泣くほど嫌なことされてたんだろ?
だったら俺らを頼れ、俺じゃなくても
俺らにはメンバーが着いてんだ。」
「ごめんね…」
そして私はマサイさんに本当の全てを話した。
途中途中泣いたりしてしまったけど
マサイさんは真剣に聞いてくれた。
「え、アイツが
ロミアちゃんをいじめてたのかよ…」
「うん…そしてあの人シルクさんの事が
好きみたいで…
私は邪魔だから関わるなって。」
「はぁぁっ!?そんなこと言ってたのかよ!?」
お、おぉ…?
結構熱血的…(笑)
「で、今シルクとは一切連絡とかしてないの?」
「いや、LINEとかは毎日してます…
毎日すぐ返信くれるので助かってますね」
「ふーん…」
いじめられてる事話しちゃったよ…
あーもう後戻りはできない…
広められたら…あぁ〜!どうしよう!!
「ロミアちゃんってシルクの事好き?」
「えっ?」
えっとぉ…
友達的な意味じゃな…、さそうですね…
「な、なんでです…?」
「いや好きかどうかわかんないけどさ
シルクって滅多にLINEすぐ返さねーんだよ。」
「それって…?」
「だからもし好きならさ…
それ、脈アリかもよ?」
え、えぇぇっー!?
し、シルクさんがぁっ!?
「き、気のせいですよ…!きっと…」
「照れてる(笑)可愛い〜!
そりゃシルクも好きになるわな」
「〜〜〜!!」
マサイさんずるいよぉ…!!
「で、シルクの事は好きなの?」
「…コク(*・・))」
「うおぉぉっ!!」
「ちょ、大きい声出さないで下さいよぉ…」
「ごめんごめんw
てか好きなら告っちゃえばいいのに」
「いや…それは…」
私はいじめられてる身…そんなのが
あんなにキラキラしたシルクさんと
付き合ったら…。
不安しかないよ…。
「…あっそうだ!」
マサイさんは少し考えて口を開く。
私は唾を飲んだ。
「来週のクリスマス、誘ってみたら?」
「く、クリスマス…?」
今日は12月18日…。
クリスマスデートってこと…??
「いやいやいや!無理ですよ…!!」
「大丈夫大丈夫!頑張ってみろって(笑)」
…多分アイツも同じ考えだろ(小声)」
「ん?今なんか言いました?」
「いや、なんでもないよ(笑)」
今年のクリスマス…誘ってみようかな。
そう思う自分がどこかにいた。
今日からマサイさんのとこで計画立てていこう。
マサイさんに会えて…よかったな。
シルクさん…まっててね
今…行くから。
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