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⚠
🌩🦒、🤝
他2人も会話に出てきます。
🌩🦒さん女体化表現有り
地雷の方は見ないことを推奨します。
こちら、nmmn作品となっております
ご本人様とは全くの関係ありませんのでご注意を
恋愛要素ないので、
軽いコメディ として見てくれれば幸いです。
少しでもお話に入り込めるよう、物語中はお名前の伏字ありません。
🤝side
休日、午前8時。
心地の良い睡眠の時間を妨げるように
バイブで揺れる枕元のスマホ。
今日はタイマーを掛けていたはずはない、
なのにどうして…と少し苛立ちを覚えながら
スマホの画面を付けると、
そこには宇佐美リトと表示された通話画面。
普段の俺ならすぐに出ていただろう、
けど、今日となると違う。
昨夜は、日にちを超えるまでゲームやらなんやらし、気が付くと寝ていたのは夜中の4時半。
ただでさえ、あまりに眠気が溜まっている身体なのにも関わらず、彼のバカデカボイスで目を覚まさせる訳にも行かない
そうしてまた夢の中へ戻ろうとした。
が…何時まで経っても止まることは無い
彼からの着信音。
流石の俺も痺れを切らしてスマホを手に取る。
「ん”…もしも”し…リトくん”どうしたの……?」
寝起きの掠れた声で電話に出る。
こんな声絶対配信に乗せらんないよなーなんて思いながら、回らない頭を動かそうとする。
「う”わ、相変わらず寝起き声やばッwww
今起きたのw?」
「…え???」
ん…?????
電話に出たのはどうせジム帰りのリトくん
…ではなく、パワフルな声質の女の人。
間違って先輩からの電話を出てしまったのか、
少々冷や汗を書きながら もう一度スマホの画面を見ても、やはり書いてあるのは宇佐美リトの文字。
待て待て待て、リトくんの電話にかけたはず
なのに、出たのは女の人……
もしかして彼女さん???
いや、配信者でもあるし、普通にあいつに彼女ができるわけが無い。
でも話し方凄いリトくんに似てたような…?
もしかしてあれがリトくん??
いやいや、声だけ女体化とか、
どこぞの二次創作みたいな話ある訳。
宇宙猫になったまま、相手の会話を途切れさせてしまった。
相手はワンチャンリトくんじゃないかもしれない、そんな思いを込めて念の為に敬語で返す。
「え”…っとぉ、大変申し上げずらいのですが、
お宅の宇佐美リトって人…知ってますでしょうか…??」
「??いや、俺だけど。
テツ、俺だよ!?!?」
「……はぁ??」
理解ができない、寝起き云々の前に。
俺のリアクションを聞いて、向こう側で大爆笑しているリトくん。
こんな声になってるのにも関わらず、笑い方はニワトリのままで安心した。
「えっと…その声の経緯を説明して貰ってもいいかなぁ…」
「ん、OK〜てか、 その為に電話かけたし!!」
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彼が言うに、事の経緯はこうだった。
昨日は、配信して一通り筋トレや風呂、いろいろな準備をしてすぐに寝てしまったようだ。
で、今朝は早めにジムに行くため
7時半に目を覚まし、身体を起こすと
なんか髪は伸びてたり、声は変わるし、 胸筋はその…ほら、あれだよ、女性特有のやつに 変わってたり、彼の配信の度に言う大好きなtnも無くなって盛大に横転したそうな。
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もう何が何だかわからなくてとりあえず俺に電話をかけたらしいのだが……
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「…そんなどこぞの二次創作みたいな話ある?」
「俺に聞かないでよ、これどうしたら治んの、テツ治せたりしない??」
「マナくんとか、ウェンくんには言ったの?」
「いやぁ、あいつらかけたのに出なくてさ…
テツが出てくれて助かったよ!!!」
あいつら、逃げやがって…
それがありなら俺も出なきゃ良かった、とめちゃくちゃ後悔してる。
「よくわかんないから今からテツん家向かっていい?」
「は、えぇ”ッ!?!俺ん家に…い、今から女の人くんの!?」
「言うて俺じゃん、普段と変わらないって!!
じゃあ向かうわ〜〜♪」
「は、えまって俺ん家何もな……」
そう言ってプツリと切れてしまった。
え、女の人くんの。
いくらあの宇佐美リトとはいえ…女の人でしょ??
今までの人生女の人と、関わりは無かったし
合ったとしても配信者を始めて、初めて出来た先輩ばかり。なんならリアルで会ったこともないし。
そんな異性との交流が今日??
なんなら今すぐ??やばくない???
いくら相手が相方とはいえ、女性になってくるのだから、そんなことで頭がいっぱいになる。
「はぁ”あ…動くか……」
完全に寝不足の重い体を動かし、
俺は彼を迎え入れる準備を始めた。
続きます。てか、続かせます。