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ども
続き〜
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⚠️スト太中⚠️
は…?
同じ…名前?
「うーん……どうしてだろう」
「僕中也先生の事2回も転生させてないけど…」
金髪の青年……俺と同じ名前を名乗る奴が、俺の事をじろじろ見て来る。
「…僕師匠に呼ばれてるからもう行くよ」
「嗚呼、ありがとね」
険しい顔をしてた男の人が出ていく。
それにしても……此奴、俺の事見すぎじゃねぇか?そんなに見られると恥ずかしいんだが、
「えっと…中原さん?」
「「なんだ?」」
「否、オレンジ髪の君」
「名乗り遅れたけど、僕は司書。よろしく」
司書は難しそうな顔をしている。図書館に来ただけなのになんでこんな事になってるんだ?
「よろしくな」
「君は何処から来たの?」
「何処、って……そりゃあヨコハマだろ」
てか此処もヨコハマじゃねぇのか?
更に難しくなってきたなぁ…と呟く声が聞こえた。
「なぁ司書、此奴侵蝕者って可能性はねぇのか?」
もう一人の俺(?)が何処から取り出したのか銃を突き付けてくる。
ただ、その銃は見慣れた奴ではなく、歯車が組み込まれた初めて見る形の銃だった。まぁ、どちらにせよ俺には効かねぇんだけどな。
「辞めとけ、俺に銃は効かねぇよ」
「確かに侵蝕者かも…でも、銃は効かないってどういう事かな」
「俺の異能力は重力操作だ。撃たれる前に弾丸を止めれるからな」
此奴等は異能力を持ってるのだろうか?
もし此奴等が敵だったら不味い事をしたな。相手に異能力の内容を明かすなんて自分で自分の首を絞めるような物だ。
「異能力…?」
「異能力を知らねぇのか?」
銃を持ってる位だから、裏の人間かと思ったが…
異能力の存在すら知らない一般人なのか?
否、なら銃を持ってる説明がつかねぇ。
「初めて聞く言葉だね」
異能力の存在を知らねぇなら良いか。もし敵だとしても、重力で一掃できそうだ。
「なら見てみるか?」
部屋を見渡すと、桃の花の生けられた花瓶を見つけた。それに触れる。
「異能力、重力操作」
宙にふわふわ浮く花瓶。
二人は驚いていたが、司書はすぐに落ち着いた様だ。
「なんだこれ!すげぇ!」
「異能力っていうのは、こんな風に重力を操れる能力なの?」
「否?他にも色々あるぞ」
例を挙げようとして、ぱっと思いついた異能力者が太宰の野郎だった。彼奴は例外すぎるから辞めとくか。
一番最初に思いついたのが太宰という事に腹が立った。
…まぁ、恋人…だし、な
で、次に思い付いたのが芥川と敦。
だから芥川と敦の異能を挙げることにした。
「自分の服を黒獣に変える異能とか、虎に変身する異能とかだな……まぁ沢山ある」
「ふぅん…じゃあ、」
其処で、俺の携帯電話が鳴った。
「すまん、電話だ」
プルルルル、プルルルル……ピッ
『もしもし中也?』
「どうした」
電話の主は太宰だった。
『今何処だい?』
答えても良いのか少し迷って、太宰にちょっと待て、と答えてから司書に聞いた。
「なぁ、此処って何処だ?」
「図書館だよ」
「答えても良いか?此奴が聞きたがってんだ」
「まぁ…別に構わないよ、一般開放はしてるしね」
再び電話を取る。
「今図書館に居るぞ」
『じゃあさ、帰りに蟹買ってきてよ』
「は?また蟹かよ?昨日も食っただろ」
『いーじゃん、中也の蟹料理美味しいんだから』
「はぁ……ほんと手前は仕方ねぇなぁ」
「大人しく待ってろよ」
『はーい!』
「じゃあ切るぞ、太宰」
ピッ
電話を切り、二人に向き直るともう一人の俺(?)が掴みかかってきた。
「ちょ…オイ、何すンだよ」
「今太宰っつったか?」
「あ、嗚呼」
もう一人の俺(?)は怒りに満ちた声で、こう言い放った。
「太宰は俺の彼氏だよ」
どうだったでしょうか?
ノベル、書くのはむずいけど楽しい!
次回もお楽しみに〜!
では!