コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
No.30 ヒコウチュウ
魔虫類アシナガキュウケツ科
体長5〜10mm
体重約30〜50mg
能力値 (野生下での平均値)
『力』測定不能、非力過ぎる。あっても1以下。
『魔力』(オス)5程度。(メス)0。
『機動力』30前後。
討伐依頼受諾可能最低ランク
なし
・ドロップ地方に生息。しているらしい。
・分からん。意識してないから見た記憶がない。ただまあ……認識していないだけで何回も視野には入っていると思われる。
漢字にすると恐らく『火光虫』になると思われるちっこい魔物だ。
そう考えた理由は交尾の方法にある。
そういった時期の夜、オスはその日まで体内に溜めておいた全ての魔力を使い、線香花火のように発光して周囲のメスに自分の存在を知らせるのだ。
すると、正の走光性(街灯の光に虫が沢山引き寄せられているアレの事だ。ちなみにその逆で、光から遠ざかろうとするのは負の走光性と言われるらしいぞ)によってメスはオスの元へと大量にやって来る。
その後、魔力を使い切ったオスは……爆発する。
そうする事で空中へと精子を振り撒き、出来るだけ多くのメスにそれを提供するのが目的らしい。
自らの命を捨ててまで次の世代を残そうとするオスにも驚愕するが、それを空中でどうにかして受け取り、輸卵管まで到達させるというメスにも驚きである。
ちなみにそれ以外は朝露で水分補給をしたり、ただあてもなく(あるのかもしれないが)どこかを飛び回っているような魔物なので特筆すべき事は無い。
以上、男性諸君(俺含め)には何とも衝撃的かつ、俺はコイツじゃなくて良かった、と思われる事請け合いな生殖活動をする魔物の紹介であった。