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僕はすぐさま家に帰ろうとした
もう外にいたくなかった。だからだろうかそんな卑怯なことを考えていたからこうなってしまったのだろうか
僕は信号無視のトラックに跳ねられてしまった
目が覚めた場所は病院だった
僕の周りでは看護師さんが忙しなく動いている。申し訳ない
起きたことを伝えようと声を出そうとしても出ない。体を動かそうとしても動かない
僕は重症を負ってしまったんだなと初めて悟った
不思議と痛みはなかった。一周まわって痛くないのだろうか。大きな怪我をしたことの無い僕には分からないことだった
「藤澤さんッ?目覚めたのですか?」
やっと気づいて貰えた。本当に申し訳ない
それから数日が経って僕は集中治療室から一般病棟に移された
退院はまだまだ先らしい
僕はこれからどうするか一生懸命に考えていた。Mrs. GREEN APPLEを脱退した僕には金の稼ぎどころがない。生活できない
貯金はそこそこあるがこの病院生活で結構な額を持っていかれるだろう
どうしたものか。と考えていると勢いよく病室の扉が開かれた
そこには別れを告げた元メンバーが息を切らしながら立っていた
「涼ちゃん…?」