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扉を開けた先には元メンバーの大森元貴が方を激しく上下にさせながら立っていた
よっぽど焦ってきたのだろう。髪の毛もボサボサで服は部屋着のままだ
「涼ちゃん…大丈夫?」
元貴はこんな最低人間にそんな言葉をかけてくれるのか…笑
「なんできたの…?」
ほら、こんなこと言っちゃう
せっかく心配してくれたのにね
「なんでって…涼ちゃんが轢かれたって聞いて心配になって…」
「そっか。来てくれてありがとう
大丈夫だよ。もう帰って?」
「…え?」
「え、じゃないよ笑
よく考えてみて?僕たちはもうなんの関係もないただの赤の他人なんだよ?
元貴は忙しいんだからもう帰りな?」
そう言うと元貴が悲しそうな顔をした
「確かにそうだけど…僕たちはもう友達でもないの?僕は涼ちゃんと縁を切ったつもりはなかったんだけどな…」
今にも泣きそうな顔で元貴は言う
「だって…僕は最低な野郎だよ?
元貴にも若井にもスタッフさんにもいっぱい迷惑をかけちゃった 」
「そんなの関係ないよ?涼ちゃんのことみんな大好きだから。大好きだからこそきつく言っちゃうだけであって…僕も涼ちゃんのこと大好きだから。大丈夫
また僕の友達になってくれる?」
「うん…泣!!」
こんな最低人間にこんなにも素敵な友達がいていいのだろうか
でもそんなことは気にしない。それを証明してくれる人達が僕の周りにはいっぱいいるからさ!