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どーしようもない駄文だけ垂れ流します。
なんかねぇかなリクとか🥺
はじめまして。私、Taborと申します。まだまだ新米天使です。しかも下っ端。序列が厳しい天使の間では散々こき使われています。まぁ、制服可愛いし給料はまぁまぁ良いので転職する気はありませんが……
でも私に昇進の大チャンスがやってきました。なんとあの亜水華様の専属メイドとなったのです。亜水華様といえば最高神Adelbert様の正妻。神々の中でも特別な御方です、。実はそんな亜水華様が私をご指名してくださったそうです。
個人的な関わりの覚えはないのですが……きっと私の日々の仕事ぶりを見てくださったのでしょう。うん、きっとそう。
そして今日は専属メイド初出勤の日。決して失敗してはなりません。この日のために美容室にも行って制服は全部クリーニングに出しました。しかも一番良いコースの。マナーの講習まで受けて、よく分からない講師からの鬼レッスンにも耐えました。だから失敗するはずなど無いのです。そう言い聞かせながら、先ずは出勤し、制服に着替えます。髪をセットしたら仕事道具の確認。手入れもして異常が無いと分かれば直ぐに主の元へ。始めの挨拶が肝要ですからね。
Tabor「は、初めてお目にかかります!Taborと申します!!」
ビクビクしながらの挨拶のためか少し声は裏返り、何より予想外の音量が出てしまい……。まだ亜水華様の自室であった為良かったのですが……もしAdelbert様の執務室や最高統帥による会議が行われている部屋だったら……、クビは免れなかったでしょう。にしてもなんて広いお部屋……ドレッサーには高価なお化粧品が並び、ベットは広くあと3人くらいは寝れそうなくらい。
亜水華「あら…、貴女がTabor?宜しくね、さっきはビックリしちゃったわ。」
クスりと穏やかな微笑みを浮かべつつ、亜水華様は優しく私を出迎えてくださいました。
亜水華「そうね…先ずは、髪を溶いて着替えもしましょう。、」
Tabor「お、お手伝いさせていただきます…!」
髪をゆっくり、優しく溶く。まるで大地のような美しい色の髪……この御方が、アドラータに生命を与えたと言うのも納得出来るほど。ついつい見とれてしまいそう。ハッと思い出したように髪をお湯に少しつけてからうねらないように直ぐに乾かす。より一層艶の出た髪は、朝日の光を浴びて輝いているようにすら見えた。
亜水華「〜〜今日はどのドレスにしようかしら…う〜ん………」
Tabor「此方は如何でしょうか?最近外国から入ってブランドの物でして……」
ファッションには少し自信があるので、どんな質問をされても完璧に返してみせます。このドレスの場合、落ち着いたカラーでエレガントな印象を与えるので、あまりアクセサリーを付けなくても良いし、アクセントとして付けても構いません。、その感性は人それぞれですので、余り言及致しませんが。
亜水華「あら!じゃあ今日はこれにしようかしら。」
Tabor「かしこまりました!では、お手伝いさせていただきます。、」
コルセットはあまりキツくせず、少々添える程度にし、パニエも1枚重ねるだけ。このドレスはパニエを重ねすぎてしまうと幼稚に見えてしまいますからね。アクセサリーは着けず、髪も少々カールを付けるだけ。
Tabor「お似合いです!」
亜水華「本当に?うれしいわ、!」
Tabor「えぇ、本当に。そうだ!本日はどうなさいますか?」
亜水華「今日は……特に予定もないし、中庭を散歩でもしようかしら。」
Tabor「かしこまりました。では、お供させていただきますね。」
亜水華「まぁ!お花もこんなに育ったのね。、」
Tabor「わぁ…!こんなに大きいのは見たことありません……」
亜水華「数カ月前からずっと育てていたのよ。アーデルにも見せたらきっと喜んでくれるわ!」
Tabor「えぇ!もしかしたら飾られるかもしれませんね。」
亜水華「あら、ならもっと育てなくっちゃ!」
シャクヤクは元々大きいお花と知っていましたが、ここまで大きいとビックリというか…一周回って落ち着いてしまいます。紅色や白色など多種多様で、沢山重なっている花びらが特に綺麗。極東の太陽神から朝貢された物らしいですが……まさかここまでとは…
医官「亜水華様ッッ!!大変です!Adelbert様が!!」
亜水華「っ”!?アーデルがどうしたの?」
突然現れた医官からの知らせに亜水華様は途端に真っ青になられ、直ぐに医官に案内するよう命じられます。私も直ぐに医官に着いていき、…必死で亜水華様を宥めました。
亜水華「アーデルっ”……アーデルっ”……!!」
決死の思いで私が医官に案内された先である大神殿の扉を開けると、そこにはもう…信じられない光景が広がっていました。
大勢の医官がAdelbert様を取り囲み、Adelbert様は今まで見せたことの無いような苦しみに満ちた表情をなさっている……。うめき声を上げ、苦しそうに身体を動かしたりしている……。
Adelbert🌟「……ぁ゙〜ッっ”、げっ、限界だッッ”…っ”!」
医官「Adelbert様!あと少しです!!」
医官「体が見えてきたぞ!」
医官「出血量は問題ありません!!」
まるで医療ドラマのワンシーン。しかし問題はそこではなく……医官の言っていること。体が?見えたとか…引きずり出すとか…胎児とか……まるで……出産のような……。
亜水華「アーデルっ”……まさか………?」
亜水華様も唖然としておられます。無理もありません。自分の夫が単体で子を産むなど……。神からしたら当たり前のことなのかもしれませんが……少なくとも私には中々慣れません……。
Adelbert🌑「だっ、誰かッッッ!頭が痛い……割れそうだっ”……!!」
医官「あ、Adelbert様!?」
医官「なりません!おい!誰か!!」
医官の必死の抵抗も虚しく、Adelbert様はご自身で自身の頭を割ってしまいました……。脳が砕け散り…血肉がよりいっそう飛び散って……。
医官「おい!手伝ってくれ!!」
Tabor「は、はい!わかりました!」
私がAdelbert様のお近くによった、その時でした。
医官「な、何だ!!地震か!?」
医官「嫌っ、違う!!これは地震じゃない!」
医官「建物”だけ”揺れてるぞ!!」
……数分して、やっと揺れが収まったと思えば…Adelbert様の傷も出血も全て完治しており、まるで何事も無かったようになっていました。……ただ一点を除いて。、
「ほんぎゃあ!!おんぎゃあ!!」
赤ん坊が……しかも5人も……産声を上げ、ひたすら泣いている……。意味が分かりません……。
医官「亜水華様!元気な男の子と女の子ですよ!」
普通それってAdelbert様が言われる事の筈ですが…まぁ…状況が状況ですから仕方ありません…。先ずは赤ん坊を布に包み、寝かせてあげなければ……。名前がどうなるのかは分かりませんが、取り敢えず今日はサービス残業であるという事は明確になってしまいました。
Tabor「亜水華様!」
亜水華「あら、Tabor!おはよう。」
Tabor「あの…昨日生まれた子達って……どうなったのでしょうか?」
亜水華「名前はまだ決まってないけれど、少なくとも神ではないみたいよ。オーケアノス達とはもっと別みたいね。」
……一体あの子達がどうなるのかは分かりませんが…生まれた境遇からしてもかなり特殊な子達にはなるでしょう…… 水神・オーケアノス様方四姉妹の皆様とは違い…もしかしたら戦乙女のような存在かもしれませんし……どちらにせよ、ある程度研究されるのは確実なようですね。おそらく昨日の揺れも、あの子達の産声によるものでしょうし……。
Tabor「そういえば、何故ご子息様が生まれたり…したのでしょう?」
亜水華「…アーデルの力を凝縮していた物の封印が解けて……それで生物としての意思が宿っちゃったみたいよ…。あと、昨日頭を割った時肉片からにも子供が生まれちゃったみたいで…」
Tabor「あらら………」
ひとまず、私に出来るのは亜水華様のお近くでお支えすること…それくらいのようです。
ありがとう御座いました。
一応ちゃんと世界観解説とかします。