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⚠︎ tkrv夢 ⚠︎
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・ 天宮 はな( ♀ )18才
天宮財団の社長の娘。金持ち令嬢で、口調が上品。一人娘らしく、財団の社長にはとても大切に育てられてきた。その為、外にはあまり出た事がなく、世間をよく知らない。プライドや自意識が高く、無意識に相手を怒らせてしまうことも多々ある。身長は161cm。髪は黒のセミロング。ハーフアップにしていて、大きな白のリボンが特徴。服装は、主に黒色がメインのツーピースドレス。
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「・・三途。何故彼奴が此処に居る。」
「マイキー、それはちょっとした理由がありまして…」
『あの日本最大の犯罪組織とはいえ、住んでいるところは随分と可愛らしい間取りですのね。』
「あのなァ…。」
結局、俺達はあの後、此奴の機嫌を損ねないようにと彼女を連れて帰ってきてしまった。マイキーには少し落ち着いてから色々と説明するつもりが、今日は何時も俺達が使う‥所謂居間的な場所に、お掛けになられていた。マイキー、出迎えて下さるのはと〜〜〜っても嬉しいのですが、タイミングは今じゃないです・・。しかも、此奴は言ってしまえば金持ちの娘だ。何をしたい、アレが欲しい、こうじゃなきゃ嫌だ、さもなくば…ということも、全然あり得るのである。俺達は、どうやらとんでもない歯車に巻き込まれてしまったようだ。
「まぁでも、良いんじゃない?男ばっかりで狭苦しいけど、はなちゃんがいいなら。 」
「俺も兄貴に賛成〜〜。」
「お前ら、これがどれだけ大事なのか、分かってんだろうな?」
「分かってるよ、春ちゃ〜〜ん。」
へらへら笑って此方を見る、相変わらず無責任なこの兄弟を見ていると腹が立ってくる。こいつらは一体、どんな思考をしているんだろうか。検討もつかないが故に、余計に腹が立つ。もう全部クソだ。いっそのこと此処で殺してしまおうか。
「首領、 鶴蝶達は何方へ?」
「‥依頼、昨日の。」
「マイキー、あれ俺が行くって言いましたよね?俺に任せとけば大丈夫って言いましたよね??なんで彼奴らに行かせたんスか。」
「誰に行かせるか最終的に決めるのは俺だ。文句を言うなら首を跳ねる。」
「…うっす。」
上記を冷酷な目で述べ、此方を見つめる彼を、俺は愛おしくさえ思う。こんな風に接してくれるのも、俺の全てを分かってくれるのも、きっとこの人だけだ。この人が全て正しい。俺は従っていれさえば良い。それで、良い。
『あら、このお菓子、家で作らせるものと同じ味がしますわ。』
「あーそうなの?やっぱご令嬢って感じするわ、作らせてるとか。」
「だな。俺達の場合、作らせるってよりかは、持って来させる、だけどな。」
ふと隣を見ると、客用のクッキーやらお茶やらが机の上に広げられていた。どれも高そうなものばかりで、こんな餓鬼に出すようなものでもないと俺は思う。あーあ、また怒られんぞ、この馬鹿兄弟。
「良い加減にしろ、灰谷共!」
「あーごめんごめん。ほら、ご令嬢には高い菓子をお出ししないといけないじゃん?」
「だからって、お前らが食う必要はねぇだろうが!!」
「そんなにカリカリしなくて良いじゃん、ココく〜〜ん?」
「‥っ!その渾名で呼ぶな!殺す、絶対殺してやる!!」
その時、丁度良いタイミングで扉が開き、出ていた奴らが帰ってきた。先頭で歩いていた鶴蝶が何事かと顔を覗かせ、此方の様子を伺っている。此処までの流れは、いつもとあまり変わらない。変わらないが、今日は少し…いや、全く違った為、此奴も流石に動揺を隠せなかったようだ。
「‥なぜあの女が此処に。」
「俺もなんでこうなったか聞きてぇくらいだワ。後アレなんとかしろ。マイキーが困ってんだ。」
「あ、噫、別にそれは構わないが…後でちゃんと説明してくれるんだろうな?」
「する、する。してやる。だから早くしろ。」
鶴蝶に面倒な事を押し付…じゃなく、お願いをし、九井をどうにか退かしてもらった。此処までくると、もう流石としか言いようがない気がする。そうして俺は、こうなった経緯を全て、マイキー達に一から説明をした。
. To be continued .