『二章 青春、すなわち復讐』
俺たちは女子風呂の入り口の前で立ち尽くしていた
荒「さて…どうやって入るか」
蛇「ちょっとワクワクします」
弓「普通に正面突破でいいんじゃ?」
柳「だよな、それ以外道はないし」
荒「甘い!考えが甘すぎる!女子の裸を見るために来たんだろ?!」
蛇「えっと…」
弓「…」
柳「ちょっとそれは微妙だけど…」
荒「…サウナだよ、サウナの煙を充満させてそのうちに突っ込む」
柳「サウナまで行くのむずくないか?」
荒「女子風呂の構造としては、着替え場所から温泉に入る前に扉が二つあってな」
荒「その扉二つの間に部屋っぽいのがあって、そこからサウナ室へ直行できるって訳」
弓「ちょっと…意味わかんないけど行けるな、やってみよう」
蛇「頑張りますね」
柳「…」
これ本当に大丈夫か?
【女子風呂 サウナ室】
瑞稀の言うとおり、女子風呂へ直接入る前にサウナ室があった
荒「俺が煙を出す、その隙に吾郎と嵐はドアを開けてくれ」
柳「俺は?」
荒「特攻部隊に任命!」
1番危ないじゃないか…
でも今更計画が止まるわけもなく、煙の放流が始まった
円「なんですの!?この煙は」
星「うわっ!サウナ室閉め忘れた!?」
舞「前が…見えないです!」
剣「私が締めに行くよ」
そして扉を開け、俺は特攻した…
その数秒後
柳「ぐっ…」
喉元を誰かに掴まれた。
煙がなくなり、目を開けると
剣「なんで男がいるわけ…?」
柳「あっ…」
最悪最低の事態になった
柳「瑞稀…」
後ろを見ても誰もいない
逃げやがった!
蛇「その…すいません」
星「…蛇足君まで」
円「剣地さん、おろしてあげて。話はそれからよ」
舞「…」
それからの記憶はほぼ無いに等しい。
主に円成さんにみっちりと怒られ、逃げた瑞稀と嵐も捕まり、やっと終わったのは22時だった。
蛇「…散々でしたね。俺のせいですいません…」
弓「いいよいいよ、バレちゃったんだし、仕方ない」
柳「…なんで逃げたんだよ」
荒「悪い…」
蛇「でも、楽しかったです。こんなことしたのは初めてでしたし…」
荒「…なら、よかったんじゃないか?こんな日があっても」
そんなことを言い合いながら各自部屋へと戻り、夜を過ごした
【???】
?「いつだってショーは完璧にしないといけないの」
?「そのためなら、どんなに外道で終わってる行為だろうと…」
?「やらなくちゃね」
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