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夏はあつい

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夏はあつい

2 - 空が青かった

2022年09月23日

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2022.8.16


「あつ…」

朝から夕方まで聞こえる蝉の声

ギラギラと照りつける太陽

風鈴が風でチリンチリンとなっている

「もう帰りたい…」


『夏らしいことがしたい!』

というクリアさんの提案で、海に行ったり、プールに行ったり、

その他にも夏祭り、花火大会、肝試しなどなど…

クリアさんがそう提案してから、5日目

今はとある旅館に泊まっている

今日はひまわり畑まで行くらしい、車で一時間

「冷房の効いた部屋でアイス食べたい…」

❀「まぁまぁそんなこと言わずにさ、夏を楽しもうよ」

「あ、咲良さん」

「でも、アリスさんと咲也さん夏休みの課題終わってないですよ?」

❀「それは自業自得かな」

❀「オレには関係ないし」

「はぁ…」

まぁそれは僕にも関係ないしな、気にしないとこう

❁「二人ともーもうそろそろ出るよ!」

「アリスさん、今行きまーす」

❀「行こっかぁ」

「はい」

空が青かった



❇「ついたー!」

✦「美優、ちょっとうるさいよ」

✟「クリアも結構楽しみにしてたじゃーんw」

✦「ちょ…リア姉!」

✿「楽しそうだねぇ」

❁「咲也も混ざってくれば?」

✿「アリスが行ってきなよw」

✡「あつすぎて溶ける…!」

「頑張れ海里兄さん」

❀「頑張れ海里ー」

✡「鬼畜!」

❁「あっちから行こ!」

✦「アリス待って!」

〜数時間後〜

✡「つかれた〜…」

❇「これは車の中で寝るな」

❀「オレ運転するよ」

✟「ありがとー」

「帰りましょ」

〜車内〜

❀「…みんな寝ちゃったね」

「ついたら起こしますよ」

❀「運べないもんねw」

小さな声で咲良さんと話しながら、ふと窓の外を見ると

「……あ」

くじら

真っ白な雲から、真っ青な空に向かって、はねる

きれい

思わず空の方に手を伸ばす

あと








ちょっと








もうすこし








❀「どうしたの?」

咲良さんの言葉で目が覚める

「あ…いや、なんか」

「空にくじらが見えて…多分疲れてるんだと思います」

❀「…そっか、寝てていいよ、起こすから」

「はい、ありがとうございます」

瞼を落とす

案外疲れていたようで、すぐに意識は落ちていった

くじらの声がきこえた気がした

空が青かった

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