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ゲームでの勝負。
罰ゲーム付き。
これは負けられない。色んな意味で。
ククルの冗談だと思っても何だかそわそわする。
「何のゲームするのかな?」
「まりの得意なパズルゲーム3回勝負なんてどうかな?」
それなら勝ち目がありそう…
そう思いながら私は頷いた。
「良いよぉ。勝っちゃうからね」
にこりと笑ってみせる。
ククルも笑ってた。
何だか不穏な雰囲気…。
ゲームが始まる。
順調かな?そう思いながら画面の隣を見るとギョッとした。
「えええ!!ククルっめちゃ早いよーー!」
前にやった時は本気じゃなかったの?!
「ふふ、だってまりの可愛い姿見られると思ったら本気出さないとじゃない?」
「………。」
嘘でしょ…
じゃあ罰ゲームは本気ってこと??
いやいや、まさか…
そんなこんなで1回目は負け。
次負けたら大変。
本気でやらなくちゃ。
「ククル〜、一瞬で良いから手加減してー!」
「駄目駄目。勝負にならないでしょ?
必死になって可愛いね」
うう…ゲーム中なのにこっち向いて優しい顔するなんて反則だよ。
「ま…負けちゃった…
ククル、ずるいよ〜!」
「ん?ズルはしてないよ?
それより…」
ジリジリと近付いてくる、ククル。
私は思わず後退りしてしまう。
「罰ゲーム、なんて…冗談だよね?ククル…」
「本気だよ」
にっこりと笑う。普段なら見惚れてしまう所だけど今はそんな余裕は無い。
ククルはソファに座って、その隣をポンポンと叩いた。
「さ、座って。まり」
?
座るだけで良いの?
良かった、それならアレはされなそう。
私は安堵してククルの隣に座った。
不意に両脇へと手が伸ばされて視界が動かされたかと思うと、ククルの膝の上にうつ伏せになっていた。
それだけで頭が真っ白になり、顔が熱くなるのを感じた。
ソッとククルの大きな手が私のお尻へと乗せられた。
何だかゾクゾクしちゃう…
「お尻ペンペン…された事ある?」
「なっ、無いよ…だから、あの、止めて…」
「でも何だか腰が動いて期待してるみたいだよ?」
無意識だった。
ククルに指摘されて更に顔が熱くなる。
「可愛いね…じゃあ、いくよ」
ククルが言って制止しようとする前にパンっと音がして、私は思わず背中を逸らしてしまった。
「あ…/」
「痛い?」
それに対しては首を横に振ったけれど後悔した。
ククルは何度も私のお尻を叩いてきた。
その度に私の口からは声が漏れてしまう。
恥ずかしい。
痛いより、何と言うか…気持ち良い。
私、こんな変態だったの?
叩かれて…気持ちよくなっちゃうなんて…
恥ずかしさで泣きそうになってしまう。
「ふふ…まり、気持ちいいんだね
スカート、捲るよ」
「やっ…」
下着越しに叩き始めて、更に気持ち良さは増す。
「まり、凄いエッチな声出てるけど、どんな気分?教えてよ」
「あっ、なんだか…んん、…気持ちよくなって…
ごめんなさい…ひゃん…っ」
「そっか、感じちゃってるんだね
快感って言うんだよ。
ふふ、変態さんだね、まり…
これはもっと叱るべきかな?」
ククルの声に少し期待してしまってる自分がいた。
感じる…快感って言うんだ…。
自分でも腰が動いてお尻を突き出してるのが分かる。
「こんな変態でごめんね…
嫌わないでね…」
涙声になって言うとククルは叩くのを止めて抱き締めてくれた。
「やりすぎたね、ごめん。
嫌いになんてならないよ。
大好きだから、ずっと傍に居させて」
「ククル…」
ぎゅっと抱き締めてくれる彼の中で私は安心感を覚えた。
「私こそ、大好きだよ
私の傍から離れないでね…」
「うん、約束するよ」
ククルが優しくキスをしてくれた。
暖かくて何度もしたくなってしまう。
「ところで、まり…」
「ん?」
「本当に凄い感じてたね。
下着濡れてたよ」
クスクス笑うククルに言われ、私は自分の下着を触ってみる。
水音がくちゅりと鳴って、顔を真っ赤にさせる。
「ご、ごめんなさい…//」
「謝らないで。可愛いって言いたかったんだよ」
私は何でこんなに濡れてしまってるのか分からなかった。
あまり性のことには詳しくなかった。
勉強しておけば良かったのかな…
「無垢な感じが良いよね、まり。」
ククルがそう言ってくれるなら、良いのかな。
ククルの大きな手が私の頭を撫でてくれる。
それだけで幸せだよ、ククル。