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「リミー?リミー?起きなさい。」
「…ん。」
「…あれ?私いつの間に寝てたの…?」
「あら、覚えてないの?疲れてたのね。あの後貴方寝落ちしたのよ。びっくりしちゃったわ。」
「寝落ち……。お母さんが運んでくれたのね。ごめんありがとうお母さん!」
「ふふ私じゃないわよ。」
「え?」
「運んでくれたのはジョーイ君よ。」
え?と言葉にしてもう一度出したかった。あいつが?あの愛想なし男が?とずっと思っていた。
「へ、へぇそうなのね。後でお礼言わなきゃだね。ニコリ」
「そうねぇ。かっこよかったわ〜。あの時のジョーイ君。」
かっこいい?kakkoii?確かに顔は良くて、まさに美形だけど性格は冷たい人じゃない。
「…あはは、そうだね、!」
そうするとペタペタと2階から1階の階段を降りてくる音がした。
(まさか…!)
「……おはようございます。」
「あら、ふふおはよう。ジョーイ君。」
ぺこりと頭を下げる。
「おはよ!」
と私が言うと、
「……ペコ。」
スタスタと歩いていった。
(何よ。いけ好かない奴!)
私は舌を出し、目の下の皮膚を下に引っ張り、バレないようにべーっとした。
「おはよう。マリー、エミリカちゃん。」
お父さんなった人が降りていってくる。
「おはようフェルさん。」
私も繋がるように、
「おはよう!フェルさん!」
と元気よく言った。
朝は好きだ。太陽が輝いていて、とても綺麗に見える。私は朝外に出て、冒険するのが好き。
「今日も冒険行ってくる!」
「あら早いわね。今日はジョーイ君といってきたらどうかしら。」
「おぉいいじゃないか。どうだジョー?」
ホントにいっているのだろうかこの夫婦は?絶対に真反対な人よ?仲が悪くなるに決まってる!けど昨日私を運んでくれたってことは私に少し気があるのかしら…?
「…いやいい。行かない。」
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続く