この作品はいかがでしたか?
154
この作品はいかがでしたか?
154
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
teacher「はい、さようなら」
student「さようなら~」
Vau「てるちゃ~んいっしょに帰ろ~」
Teruto「ばぁうくん今日部活じゃないの?」
Vau「せんせー急用だって」
Teruto「そっか、じゃ帰ろー」
Shiyun「俺も帰る~」
Teruto「しゆちゃじゃん」
Teruto「しゆちゃも部活ないの?」
Shiyun「ばぁうと同じ部活だよ」
Teruto「しゆちゃもバスケ部入ったんだ」
Shiyun「一番モテるってばぁうに聞いて」
Teruto「部活ってモテるためにあるわけじゃないでしょ」
Teruo「ってか、ばぁうくん1年の時もバスケ部だったの?」
Vau「いや、初めて」
Teruto「え?」
______________________________________________________________
僕は一週間前、高校二年生になった
クラス替えではけっこうなあたりを引いた
ただひとつ、気になる子がいる
僕の隣の席の子だ
なにもしゃべらない。そして無表情。
最初は緊張してるのかなって思ってた
一回声をかけてみたんだ
「僕、てるとっていうんだ。よろしくね」って。
その子はこっちを向きもしなかった
まるで僕の声が聞こえてないみたいに
でも、僕には感じた
その子にはなにか特別なオーラが眠っている気がしたんだ
なにか大きな秘密がある気がする
その子の奥深い紫色の瞳の中に光はなかったけど
その光のなさが何かを物語っている気がする