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【参加型】吉田武史、再び闇へ

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【参加型】吉田武史、再び闇へ

第82話 - 第72話　キック

169

2025年03月01日

#一次創作

#SUBくん

#参加型

#さんかがたぼしゅう

みさ(SUB)

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みさ(SUB)

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度重なる日哉への攻撃。それは奇しくも霧島まで命中していた。

霧島の体が空中を舞い、力なく地面に叩きつけられる。その衝撃で彼の体が何度も跳ね、痛みで顔がゆがむ。

霧島（内心）：「……クッ、こんなこと、あり得ない……！」

その痛みを感じる暇もなく、霧島の意識は遠のいていく。体を動かそうとしても、全身が重く、命が尽きそうだ。

ライア：「雨宮からの命令だ。戦場を変える。」

霧島（内心）：「どうして……こんな……ライア……あああぁぁぁっ！」

その時――

――ドォンッ！！

――雨宮の蹴りが入る

遥か離れたアメリカの大地に、霧島が激しく打ちつけられた。彼を中心に、クレーターが広がり、周囲の景色が歪んで見える。

血が滲み、痛みで意識がふらふらとしていた。彼は目を開けられず、もはやその場に倒れたままだ。

霧島（心の中で）：「こんなこと……信じられない……」

そのすぐ後ろ、 ライアが冷酷な表情を浮かべて立っている。彼の目は、すべてを見通しているようだ。霧島の死に向かう瞬間を。

ライア：「こんなに簡単に倒れるとはな……だが、仕方ない。俺はすでに傀儡だったからな。」

ライアは霧島を見下ろし、ついに口を開いた。

ライア：「お前がまだ立ち上がろうとしても無駄だ。お前の意識は、俺のものだからな。」

霧島は目を動かしたものの、口を開けることもできず、血を吐いているだけだった。彼はすでに失われ、命火も消えかけていた。

霧島（内心）：「俺が、こんなことになるなんて……」

ライアはその様子を一瞥し、やがて静かにその場を離れる。

ライア：「さぁ、霧島。お前はもう、戦う力も意思もない。ただの道具だ。」

ライアが振り返らずに歩き出す。その姿は無情で、冷徹なものであった。

霧島はそれを見つめながら、もう一度だけ息を吸い込むが、力尽きて意識が完全に闇へと沈んでいった。

そして、ライアの言葉が最後に耳に残る。

ライア：「お前の死が、俺にとってどんな意味を持つのか、分かるか？」

霧島の世界は暗く、静かに消えていった。

ライア：「雨宮のために、俺は何でもする。お前の命も、俺の手のひらの上だった。」

その言葉が、霧島の死に向かう最後の瞬間に響き渡った。