12月31日 夜6時
「おぉ〜、美味しそう〜」「かなさんありがとうございます、、こんなたくさんご飯、、」「構わないよww今年は人数が多いしね、その分楽しいさ」「小我太と狂唖もう少しで帰ってくるかな??」「、、そーだね、、」
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とあるお墓。 狂唖
俺と小我太は目の前の墓に向かって手を合わせた。「、、よし、、墓も洗ったし、、お花も添えたし、、そろそろ帰ろっか、、」そう小我太は腰を上げた。「、、なぁ、小我太、、」「、、??何??」「、、お姉さんの件に関して、、俺に怒ってないな??」「、、??狂唖は姉さんが殺したことになんの関係もないじゃん、、殺したのは鮎民なんだからさ〜」「、、まぁ、、そうだけど、、」作戦に関わったのは関わったしな、、「、、今、、」「、、??」「今姉さんで作った屍武器はどうなってんの??」小我太はそう俺に聞いた。「、、あぁ、、鮎民が持ってたんだけど、オークションの件が終わった後、すぐ焼却処分した、、」「、、そっか、、」すると「、、??小我太先輩、、」「、、??おぉ、千鶴〜」「どうもっす!!」「千鶴も来たの??」「そりゃ、もちろん、、小我太先輩達が一番乗りですか??」「、、いいや〜、多分かなさんは先に来てたんじゃないかな、、1人でさ」
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数分後 cat cafe
「ただいま〜」そう小我太はcatcafeの玄関のドアを開けた。「お帰り!!待ってたんだぜ!!」そう言ったのは種技だった。「お前さっきつまみ食いしてたじゃん」「優、静かに」「種技君、みんなで年越しできるのが楽しみらしいww」そうかなさんは笑った。「、、へぇ、、」「毎年年越しは組織内で行われてたけど、みんななんだかんだ言ってドタバタしてたしさ、、あ!!仕事がねぇから今年は狂唖も一緒に年越せるな!!」「、、そー、、だね、、」「どうする??ジャンプでもする??」「はしゃぎすぎだww」「まぁ、いい、2人とも手を洗っておいで、ご飯にしよう」「ハァ〜イ、行こう狂唖」「うん〜、、」
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「え、種技も優も高校決まったの??」「ハイ、まぁ、同じ高校なんですけど、、」「え、何処??」「あんたら(加四六)達と同じところ」「、、えぇ!?」「まぁ、加四六達見てたらそうなるかww」「文化祭の時見て、楽しそうだったからさ」「そりゃ、、楽しいけど不良ばっかだぞ、、」「不良なんて俺が全部締めてやるよ」「それを不良って言うんだよ、種技」「ハハ」「、、まぁ、風磨は不良の分類に入るよな〜、、」「は??何でだよ」「だって成績毎年学年一位でも1ヶ月に一回生徒指導くらってるし、、この前先生に言われたんだって〜、小我太が風磨といる理由がわからないって」「そりゃ、お前大好「風磨黙って」「照れるなよ、小我太」「やめてくれ、俺年越し前に風磨に手上げたくないよ、、」「小我太、今度不動屋さん行くぞ」「何で急に??」「大学生になったら俺とお前(小我太)で一緒に住む部屋探すんだよ〜、俺の家は誰かさんのせいでボロボロだから」そう風磨は俺の顔を見た。「、、、、」「拗ねんなって」加四六はそう俺に言った。「何が、、」「大丈夫大丈夫〜、狂唖にはきっと小我太よりいい男見つかるって〜」「、、、、」なぜ男限定、、。でも女の人と付き合うなんて考えたことないかも、、。多分俺は小我太みたいに風磨だから好きじゃなくて、どちらかというと風磨よりの男が好きなのか、、「、、風磨よりいい男探してやる、、」「小我太と張り合ってどうするんだよ、、てか、狂唖婚活しようぜ〜その気になれば1秒で落とせるだろ〜」加四六は俺に近づいた。「面倒臭い、、」「そんなん言ってちゃ出会いないって、、今知人で良さそうな人いないの??」「いない」「あらま、、」、、プルプル、、プルプル、、「、、??」「ん??狂唖電話??」「、、、、」「、、??狂唖??」「、、ちょっと出てくる、、」俺はそう立ち上がり、二階へ向かった。
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プルプル、、ガチャ、、「、、もしもし、、」『、、何度言ったらわかる、、早く戻って来い』声すら聞きたくない電話相手、阿蚋はそう言った。『どうせ小我太達と一緒にいるんだろう、、』「、、疲れてんの、、もう少し休ませて」俺はそう言った。『、、休むのは組織にいても出来るだろう、、』「、、そうだけど、、」『悪魔の件はしっかりと話す、、もう一度言う、組織に戻れ、狂唖』「、、、、」、、どうしたらいいんだろ、、『、、返事をしないのは承知と捉えるぞ、、』「え、あ、、えっと、、」声が出ない。どうしたら、、『、、まぁ、いい、、お前がいなくても、、養成の中に4人bloodが居たよな、、そいつらをモルモットとして使う』「、、、、」、、は??『それでいいならそこに居ろ』そう阿蚋は俺は吐き捨て、電話を切った。「、、、、」、、養成、、
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数分後
「、、ん、、」「あー、狂唖戻って来た〜、聞いて??優がもう眠たいんだってさ」「うるさい、兄さん」「黙れよ中坊」「、、俺も眠い、、」「え、嘘だろ狂唖、、」「後4時間我慢だぁぁ、、」
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cat cafe 11時42分
「、、ん、、」、、あれ、、「、、、、」みんな寝てる、、いつの間に、、「、、後18分、、」みんなで年越し、、「、、、、」、、養成達は今大丈夫なんかな、、竹口さんが見てくれてるだろうし、、曽破や貝柱が居たら俺の団なんて、、俺が居なくてもみんなしっかりしてるし、、別にここに居ても、、「、、、、」、、モルモットの件は、、どうすれば、、「、、、、」、、何迷ってるんだろう、、俺より小さい子供が限界までの量の血を注射される、、何度も痛めつけられる。俺より小さい子供が、、。「、、行かなきゃ、、」俺は物音を立てないようにそっと立ち。玄関のドアを開いた。
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「ゔっ、、」寒い、、雪だ、、滑るからあんまり積もって欲しくないな、、「、、狂唖」「、、??」、、風磨、、「、、何してんの、、そんな薄着で、、腹でも減った??それとも雪見に来ただけ??」「、、、、」、、起きてたんだ、、ずっと、、「、、組織、、戻る、、」俺はそう風磨に言った。「、、何で、、年越しは??」「、、1人で過ごす」「種技の奴あんなお前と年越せるの楽しみにしてたのに??」「、、みんな多分寝ちゃってるじゃん、、大丈夫だよ、俺1人ぐらい居なくても」「、、組織に戻る理由は、、」「、、養成って言って、、組織の見習いで、、10歳ぐらいの子供がたくさんいるんだけど、、」「、、??そいつらに会いてぇの??」「、、それもあるけど、、養成の中にbloodが居る、、から、、阿蚋にモルモットにされる、、」「、、、、」多分風磨は俺を止めない。相手よりはるかに小さい子供が次の犠牲となる。そんなの他人事でも見過ごせない。「、、お前(狂唖)は、、組織に戻りたいの、、」「、、、、」「また戻ったらお前がモルモットにされるんじゃねぇの、、」「、、組織は良いところだよ、、養成も、、団の奴等も、、他の幹部も、、良い人ばっか」「、、、、」「、、でも戻りたくない、、ずっとここに居たい、、けど、、戻らなきゃ、、」「、、、、」「、、??」え、、「、、風磨、、??」「、、、、」「、、何で泣いてんの、、」「、、普通はお前が泣くんだけど、、」「、、??」「、、まぁ、そうだよな、、お前は阿蚋が死なない限り、、多分ずっとそうだよな、、」そう風磨はその場に座り込んだ。「、、、、」「選択肢なんて与えられない、、養成がどれだけ好きでもモルモットの実験のせいでそんな幸せ全部なくなって、、組織に戻るよりここに居た方がずっと怖いことなんてないと思うんだけど、、」「、、嫌だ」「、、、、」「俺なんかの為に犠牲になる養成のことを考える方が怖い」「、、、、」「、、阿蚋なんて、、どうせすぐ死ぬよ、、もう歳なんだし、、」「、、、、」「、、これ、、返す、、好橆帰さんのエプロン、、一応洗ったんだけど、料理の汚れ取れなかった、、」俺はそう言い座り込んでいる風磨にエプロンを渡した。「、、、、」「、、それじゃあね、、」「、、狂唖」「、、??」すると風磨は立ち。俺の顔を見た。「首貸して」「、、え、何で」「いいから」「、、??」俺は風磨に近づいた。するとガブッ!!!!「、、!?痛っ」「、、、、」すると風磨は俺の首から口を離した。「、、何で噛むの、、」「、、お前が消えないように、、阿蚋と何かより俺の方が怖いぞって、、」「、、何それ、、」「これあげる」「、、??」そう風磨が俺の首に巻いたのはマフラーだった。「、、、、」風磨の??でも風磨の匂いしない、、「、、これ未來さんの、、もらったんだけど、、もう要らないからあげる」「、、、、」「、、絶対消えんなよ、、小我太の為にも、、その養成の為にも」「、、、、」「、、いってらっしゃい、、」「、、うん、、いってくる、、」風磨が何で泣いてるのかわからなかった。結局俺は風磨と別れた後も涙は出なかった。
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