cat cafe 午前7時。 風磨
「、、一緒に年越すって言ったのに、、」「、、まぁ、、狂唖なりの考えがあるんじゃねぇの??」「ハアァァ〜、お節詰めないんかよ、、」小我太はそう言い、厨房へ向かった。「手伝います」優はそう言い小我太の後をついて行った。「まぁ、気持ち切り替えるか、、」「そーだな、、」「、、、、」、、狂唖、、お前1人いないだけでみんなこんな悲しむんだな、、
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とある田舎。 狂唖
「、、着いた、、」雪積もらなくてよかった、、それにしてもいつ来ても空気が良い、、
「、、よし、、!!早く会いに行こう、、!!」
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数分後 とある孤児院。
「狂唖だ!!」「よ〜久しぶり〜、お婆さん達居るか??」俺はそう背丈の小さい女の子、南にそう言った。「居るよ!!私呼んでくる!!」「ありがとう〜」「狂唖〜!!」「よぉ!!デカくなったな!!」「ハハ、5センチも伸びたんだ」「そっか〜」すると次から次へと中から俺より小さい。子供達がぞろぞろと出てきた。「ほら、墻音!!狂唖さん来たよ!!」「い、良いって!!」「お!!よっ!!元気してるか??」「、、この前会ったばっかりだろ、、お前(狂唖)の顔見飽きた」「コラっ!!墻音!!」「ハハ、、良いよ別に、南も元気してたか??」「うん!!最近はね、やっと子供達の子守りをできるようになったのよ!!」「へぇ〜、凄いな!!弥生さん達も助かってるんだろうな〜」すると「狂唖さん、あけましておめでとうございます」「、、!!弥生さん、ご無沙汰してます」俺はそうこの孤児院の職員。弥生さんにそう言った。「ハハ、驚いたよ、急に来るって言うもんだから」すると奥からみんなに婆さんと呼ばれている1番職歴が長い香取さんが出て来た。「ハハ、すみません急に」「良いや、、大「弥生さん達狂唖が来るの知ってたの!?」「ん、、昨日の夜連絡が来ててね、正月みんなで過ごしたいって」「言ってよ!!それなら、何か作ってたのに、、全部弥生さん達が用意したお節じゃん、、」「、、ハハ、、南には夜ご飯作ってもらおうかな〜」「、、!!うん!!作る!!狂唖のために頑張る!!」「アンタ達、玄関で足止めするんじゃないよ」「ハァ〜イ、、」
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cat cafe 風磨
「、、何、、この人参の形、、」「狂唖が切ったんだよ〜、猫だって」「何だそれ、、」「あ、私のところには花が入ってたよ〜」そうかなさんは言った。「それは小我太が切ったやつだろ、、」「加四六正解〜」「あ、この花、花びらかけてんぞ」「狂唖が切ったやつだなww」
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孤児院。 狂唖
「狂唖さん、お節お口に合いました??」「え、あ、ハイ!!ありがとうございます〜、急に連絡したのに食べさせてもらって、、」「いいえ〜、お世話になってますから」「、、あ、そうだ、これ」俺は鞄の中から給付金と書かれた封筒を弥生さんに渡した。すると弥生さんは封筒の中の給付額が書いた紙を見た。「、、こんなに、、だ、大丈夫なんですか、、」「狂唖さん、、あなたが組織で働いて稼いだお金なのに、、こんな大金、、」婆さんはそう言い封筒を俺に返した。「、、いいんですよ、もう必要ないお金なんで、、俺も趣味とかないし、それならここに居る子供達に使ってあげた方が」「、、それは、、」「、、何この給付額、、」すると南が俺の後ろから給付額を覗き込んだ。「、、!?南!!お金のことに首突っ込まないの!!」「何かの為に貯めてたの??」「、、大切な人がいたんだよ、でももう違う人と一緒になってな〜」「え、狂唖振られたの!?」「南!!」「だって考えらんない!!私だったら喜ぶのに!!」「ハハ〜、俺よりいい人が居たんだって〜」「へぇ、、まぁ、いいや、、狂唖、早く外で遊ぼうよ、みんな待ってるよ!!」「、、そーだなwwそれじゃあ、遠慮なく受け取ってください」俺はそう再び封筒を弥生さんに渡した。「、、ありがとうございます、、」「毎度何とお礼を言ったらいいか、、」「いいんですよ〜、俺も子供達から元気もらってるんですから〜、よし!!南、みんなで遊ぼう」「うん!!、、ん、、墻音、外で遊ばないの??」「寒いのに外なんて行けるか、、」「、、墻音、、狂唖さん折角遊んでくれるんだよ〜、、」そう婆さんは言った。「別に嬉しくねぇよ」「、、何墻音の奴、、嬉しいくせに、、行こう、狂唖!!」「ハイハイ〜」
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cat cafe 風磨
「、、食った食った、、」「、、やばい、、このままじゃ寝正月になりそう、、誰かシャキッとして、、」加四六はそうその場に寝転んだ。「、、初詣でも行く??」「今の時間帯1番人混んでるだろ、、」
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孤児院。 狂唖
「え!!狂唖今日泊まって行くの!?」「うん〜、まぁ、明日朝早くに帰るけど」「やった〜!!一緒に寝ようぜ!!」「いいよ〜、、ん、、もう6時か、、遊ぶのおしまいにして風呂入ろうぜ〜」「そうだな、、泥だらけだ俺、、」「私も〜」「俺もだ、、」
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風呂
「狂唖隙あり!!」そう誰かが俺に水をかけた。「遊ぶな遊ぶな、、お前らちゃんと体洗った??」「おう」「、、ん、、そういや墻音は??」「ん??あぁ、、最近墻音兄ちゃん一緒に風呂入ってくれねぇんだよ、、遅い時間に入ってさ」「、、へぇ、、」「最近冷たいんだよ〜、まぁ、いい兄貴なのは変わらないけど、、弥生さん達に反抗的でさ、、」「、、、、」いいな、、本当の兄弟じゃないのに、、兄貴って、、まぁ、墻音は最年長だしな、、「ハハ、墻音は今カッコつけたい時期なんだって〜」「何それ??」「お前らもいつか来る」「狂唖はきた??」「ん〜、、まぁ、多少はあったのかな、、」反抗する親なんて居なかったけど、、。
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夜ご飯
「、、ん、美味しい、、!!これ南が作ったの??」俺はそう南に聞いた。「うん、、ちょっと失敗しちゃった、、見た目が悪いけど、、」「ハハッww美味しいって〜、な!!」俺は横に居た子にそう聞いた。「うん〜!!俺南姉ちゃんが作る料理好き〜」「、、ありがとう、もっと頑張る」「怪我しない程度になww」俺はそう笑った。「、、、、」、、オムライスか、、
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cat cafe 風磨
「、、、、」本当に寝正月になっちゃった、、。「、、、、」今起きてんのは俺だけか、、「、、、、」俺はソファで寝ていた小我太に近づいた。「、、、、」、、綺麗な顔してんな、、。
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孤児院 狂唖
「いいな〜、狂唖と寝れて、、」南はそう男子部屋を覗き込んだ。「ハハ、流石に女の子達とは寝れないな〜、弥生さん達待ってるだろ??早く行ってあげな」「ハァ〜イ、、」南はそう返事をし立った。「狂唖、明日朝帰る時起こしてね」「私も起こして!!」「わかった、わかったww」
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5時間後。3時12分。
「、、、、」、、物音する、、「、、??墻音」「、、!?び、ビックリした、、」「何してんの」「いや、、ちょっと腹減って、、」「、、あ、俺の鞄の中におにぎりあるぞ、、電車のコンビニで買ったけど結局食べなかったんだよ〜、ハイ、静かに食べろよ」俺はそうおにぎりを墻音に渡した。「、、おう」「、、また寝れないの??」「、、まぁ、、」「、、そっか、、」、、不眠症は大変だな、、。今日も眠たくね遊ぶ元気がなかったんだろうな、、。
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「食い終わった??」「何で俺が食い終わるの待ってるんだよ、、」墻音は俺にそう言った。「ハハ〜」「、、おい、何で俺の布団に潜り込んでる」「墻音が寝るまで横に居てやる」「、、もう良いって、、そんな歳じゃないし、、」「良いの良いの〜」「、、、、」すると観念したのか、墻音は布団に潜り込んだ。「、、学校どう??楽しい??」「、、まぁ、、」「この前もテスト100点だったんだな、、弥生さんから聞いた」「そんなの一々報告しなくて良いのに、、」「背も伸びたよな〜、、今何cm??」「、、159cm、、」「、、、、」小我太と一緒、、「ハハ、、俺まで後3cmだな、、お前本当に11歳??」「、、まぁ、、」「、、、、」「、、狂唖」「何??」「、、俺中学になったら組織の養成になろうと思ってる」「、、!?」は、、「え、、何で、、」「、、別にお前みたくなりたい訳じゃないけど、、狂唖みたいな、、お金稼いで、、強くなって、、カッコいい組織の一員になって、、こいつらや弥生さん達を守りたい、、」「、、組織に入らなくても強く無なるし、、お金のことなんて墻音が心配することじゃないよ??」「でも、、」「やめとけ」「、、え、、」「、、やめとけ、組織はカッコよくも何でもない、、腹黒い奴ばかりだぞ、、」「、、狂唖もそうなの、、??」「、、多少は、、」「、、、、」「、、酷いことしたら、、変な怪物作ったり、、」「、、??それ俺に言って大丈夫なやつ、、??」「良いや〜、俺と専務との極秘〜」「、、変なことに巻き込むなよ、、」「ハハッ〜、、」「、、、、」「、、でも良いな、、こいつらは、、墻音みたいに頼れて、守ってくれる兄貴がいるんだもんな〜、、」俺も、、「、、俺も守られたいな、、」「、、、、」すると墻音は起き上がった。「、、??」「、、俺が守るよ、、狂唖の事も、、ちゃんと、、」「、、ハハ、餓鬼が何言ってんだか、、」「はぁ!?」「うるさいうるさい、、」「、、、、」墻音は再び布団に潜り込んだ。「、、別に俺のことは気にしなくて良いよ、、お前の事も、こいつらの事も、、ずっと俺が守る、、何かあった時も、、必ずすぐ駆けつける、、だから、、」「、、??狂唖??」、、だから、、「、、ずっと側に居て欲しい、、」俺はそう墻音に抱きついた。「、、、、」「ハハッ〜、お子様体温あったけぇ〜、、!?ん」すると墻音は抱きつき返してくれた。「、、??墻音??」「、、眠い、、」「、、ハハ〜、、寝れそうでよかった、、お休み」俺はそう墻音の頭を撫でた。「、、お休み、、」墻音はそう俺に抱きついたまま目を閉じた。俺も抱きついたまま、眠りについていた。
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