#16 記憶喪失
「っ…!」
「あっ!ロミア!!」
「ごめん!先に行かせて!!」
「でも…!」
((ガシッ…
「シルク…?」
「ンダホ、今は行けせてやれ。」
「…お前がそう言うってことは
なんか当てがあんの…?」
「あぁ、俺らも向かうぞ。
だからンダホ、頼んだ」
「…わかった」
「はぁっ…はぁっ…!」
早く…!もっと早く… 早く…!
マサイくんのところに行かないと…!!
あ、見えてきた…!
あそこの公園!
「マサイくんっ!!」
「…?」
「っ!?」
そこにいたマサイくんは
もう完全に疲れ切ったかのようになっていた。
「マサイ…くん…?」
「とうとう来たか。
まぁ分かってたけどな」
「っ!!貴方が…!?」
「察しがいいもので、そこは褒めてやる」
「くっ…!」
どうしよう…
マサイくんが…。
ヤバい…またあのパニックが来てる…。
「う…っ…」
ギュッ
「…え?」
「なんとか間に合ったか…」
「シルク…くん?」
シルクくんが後ろから抱えててくれていた。
その後ろにはンダホくんとモトキくんもいた。
「なっ…お前ら!!」
「早くマサイを解放しろ」
「ポリス沙汰にはなるけど」
「困んだよ、マサイがいねーと」
「くっ…!(ロミアを奪う」
「いやっ…!」
「ロミアっ!?」
「そんなYouTuberなんてクソみたいな夢
抱いてんじゃねーよw」
「💢(・▽・)」
「へぇ〜?(蹴る」
「…!!」
「うぐ…!」
「でも一つ教えてあげるよ。」
「ロミア…?」
「私らZ世代は…
この画面の先に何千、何万、何十万を
超える仲間がいっから」
私はスマホを取り出し
TiktokLIVEをしているのを見せた。
「く、クソっ…!」
「おっと?逃げるとは卑怯者。」
「くっ…」
「ほら警察来たし行ってらっしゃーい
十分反省してこいよ?」
「………」
「ロミアありがとう!!」
「うん、それよりマサイくん!」
「ん…ん?」
「大丈夫?」
「だ…れ?」
「は…?」
「ん?どうしたのンダホくん」
「マサイが…」
「え?マサイくん?(チラッ」
「ロミア…!(ギュッ」
「うわぁっ!?」
「……ガタガタ」
「ちょっ、どうしちゃったの?
ほらンダホくんだよ!分かるでしょ?」
「…?」
「マサイ…?」
「…シルクくーん!!ちょっと来てー」
「なんだー?…ってなんだその状況(笑)」
「笑ってないで
話を聞け!(( ˘-˘)ว ))д*)ポカッ」
「いでっ…!わ、わかったよ!」
「はぁぁっ!?マサイが記憶喪失!?」
「ちょ、大声出さないでよ…!」
「あ、ごめん…」
「ん?でもロミアの事分かんの?」
「……」
「マサイくん?」
「((・・*)コク」
「ちょっと待って!
これから動画どうすんの!?
しばらく休んでるはいいけど
このままだと…。」
「だよな…。」
「とりあえずマサイん家行こ?」
「そだね、それでいい?」
「わかったよ…」
なんで記憶喪失になっちゃったの…?
次から次へと事件起きすぎじゃないか…?
困ったな…
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