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『 人をしんじるから辛くなる。 』
木兎(子) …おとーさん、お腹すいた、
父 はあ、?贅沢言ってんじゃねーぞ、笑
父 お前はこれでも食っとけ、(ごみ渡)
木兎(子) これ、だべものじゃないよ、?
母 うるさいわね(殴)
木兎(子) ぃ、(泣)
昔からそうだった
『人を俺は信じすぎていた。』
木兎(中) …どんどん行くぜ、
正直言って苦しかった、辛かった、
でも、それを出したほうがなぐられる
母 あ、あんた帰ってたの?
父 テストの点見せろ
木兎(中) …ごめんなさい、(渡)
勉強をいくら頑張っても、
全然点数が上がらなかった。
自分で勉強もバレーも頑張っている。
でも
いくら頑張っても他の人が支えて出来るだけ。
母 は、?なにこの点数、
父 26だと!?
今日のご飯抜きだ!!
自分の部屋
木兎(中) お腹空いたな、(腹鳴)
それからはずっと勉強してる。
木兎(中) 、なんだっけこのもんだい
分かる事が怒られた後だと分から無くなる。
木兎(中) 明日も部活あるんだよな、
はあ、
ため息が毎日出る様になった。
自分の思う事を忘れてしまう、
最近の俺、どうなってんだろ、
木兎(中) ぇ、?
ちらっと鏡に写し出された自分。
それは
ひょろひょろに痩せてくまができていた自分。
木兎(中) 、明後日から高校、
自分はバレーをする価値等があるのだろか。
ぽろっと吐き出た言葉に理解出来なかった。
木兎(中) もう、寝よ、
木兎(高) 笑顔、笑顔っと、
高校生活にも慣れた頃。
ずっと俺は偽の笑顔を作ってばかりだった。
学校
木兎(高) あかーしおはよ、!
赤葦 おはようございます。木兎さん。
木兎(高) ウン!
昼
木兎(高) (弁当ないんだった、)
木兎(高) (学食のお金もないし、昼は無しか、)
赤葦 木兎さんご飯はどうしたんですか?
木兎(高) んー?忘れた!
赤葦 学食いきましょうか。
木兎(高) ん~ん、腹減ってない!
赤葦 んん、?でも食べなきゃいけないですよ
木兎(高) いーから!
高校生活では苦しい事がたくさんあった。
部活でも。
木兎(高) れふとれふとぉ!(腹鳴)
赤葦 木兎さん、お腹へってますよね、
木兎(高) 消化の音だ!
ふらふらっ
木兎(高) やば、ぃ、
家に帰る時にふらふらするからマシだけど。
でも、もうなんか疲れたなぁ~、
がちゃ
木兎(高) ただいま、(腹鳴)
母 今年の高校費も全部自分で払いなさいよ?
木兎 はぃ、、
高校費、全部?
はあ、文句言えない俺は弱いナ、笑
父 くそッ!!(ぼこッ)
木兎 ぇッ、いた゛、
母 パチンコ、負けちゃったのかしら。
木兎 ぅぁ゛ッ、
パチンコ負けたら俺に当たるんだな、
次丿日
学校
木兎 …、
赤葦 木兎さんおはようございます
赤葦 、お腹空いてますか。??、
木兎 ん~、空いてる!!
赤葦 これ、どうぞ。
木兎 え??なにそれ、??
赤葦 パンですけど、??
木兎 パン??え、良いの!!??
赤葦 はい、木兎さん最近お腹鳴ってるので‥
木兎 あかしありがと!!
赤葦は俺のことを知ってる。
だからたぶん助けようとしてくれてる。
でも
もうこの俺を助けることはできない
深く深くどん底の闇に堕ちてるような。
そんな俺を助けられるか。??
赤葦。
助けられるならば、俺をこの闇から。
世界から救ってほしい_.
木兎 あか~しいつもありがと~ね!!
ああ、
俺はなんでこの世界にいたんだろう。
ただ殴られてこき使われて、
それを我慢してバレ~を愛して頑張る。
お腹が空いても、我慢して
泣くのも辛いのも全部 。
我慢してきた
そんな人生なら、神様。
俺をどうしてこの世に送ったの。
木兎 今日も頑張ろ!!
赤葦 ですね、(にこ)
明日の俺も今日の俺も
変わらず辛いのに
苦しいのに
何を頑張ればいいんだろう。
自分の言葉の意味がわからなくなった時
自分の感情を抑えられなくなった時
死ぬ事ばかり考えた時
その時には_
俺は狂っているだろう
我慢ができなくなって。
どうしようも無い程に
辛くなった時だろう。
赤葦 ‥ 木兎さん、??大丈夫ですか??
木兎 うん!!大丈夫~!!
きっと_
明日の俺も
明後日の俺も
一ヶ月後の俺も
1年後の俺も
全部全部。
我慢して本当の自分を隠すだろう
バッドエンド。