降りしきる雪。
時間が経てば今よりもっと真っ白で、白銀の霧に飲み込まれていく。
その雪は街灯で照らされようと、懐中電灯を当てようと溶けやしない。
そのまま、冷たいまま。
でも、十分に陽が当たり、春の近い雪は溶けない雪と反対に、満足そうに溶けていく。
それと同時に白い霧も晴れていく。
全てが鮮やかに明るく見えた時、一頭のクジラが鳴く。
その鳴き声はまるで「」を迎えに来たかのようで、私には見向きもしない。
…早く、溶けないかな
私の暗い雪景色。
コメント
2件
雪…、!!!!!!!!!! 語彙力が語彙力してますよね(? ゆのさんの作品の通知が来ただけで 腰抜けかけました(((( ありがとうございますっ!