レダーさんは優しい
歳の離れた兄がいたらこんな感じなんだろうか
気づいたときには夕コさんに着いてきて隣町の警察を辞めてギャングになってた
初めてやった犯罪は楽しいし
メカニックとして機械をいじり放題なのも自分に合ってる
でもふとした瞬間に心細さを感じるときがある
俺は多分、一人が嫌いだと思う
夕コさんは忙しい人だから中々会えないけど
ミックスやケインとはよく遊んでいる
蓮とももっと一緒に犯罪したいけど、忙しそうだから強要はできない
まぁそんなギャングを優先しろってならないのが868の好きな所の一つでもある
だから皆と一緒に居ると時間があっという間に過ぎちゃって
ついつい休むのを忘れる
気づいたらソファで寝てた
あったかいのは毛布が掛けられてたからかな
起き上がると何かを書いてるレダーさんがいた
そういえば夕コさんが日記帳をあげたって聞いたな
起きたの刃弐?
もう少し寝てなよ
そう優しい声で話しかけられると安心する
また眠気が襲ってきた
お疲れ様やね~
さっきより近くになった声が聞こえる
眠くて視界がぼんやりしているけど、人影が近くあることは分かる
トントンと一定間隔で背中を叩く手があったかくて
1人じゃない空間が孤独感を消してくれる
俺に兄はいないけど、いたらこんな感じなのかな?
それともお父さんって感じかな
レダーさんには不思議と甘えたくなる
起きたら今日あった面白い事こと話したいな
きっとレダーさんなら
喜んでくれると思うから
コメント
1件
あまりに微笑ましすぎてニコニコしちゃいました