スパァン!
畳から激しい音が出て、観客は驚きを隠せない
赤「くっ….そッ….」
ビー
終了時間の音がなった
審判「りうらさん43札。ないこさん57札。よってないこさんの、勝利です。」
パチパチパチ
桃「お相手ありがとうございました。」
スタスタスタ….
頭が怒りと悲しみに包まれている。
赤「う”うッポロポロ….ぅあッポロポロポロ」
涙が滝のように出てしまう。
こんな顔を見せないように下を向いて退場した
桃「あ、りうらさん。」
やめて
バカにしないで
辛いの
赤「….グスッ….ペコ」
無視しないと……
桃「….りうらさん、俺Ifさんが好きなんです。」
赤「….はッ?」
あまりの言葉に声が出てしまった
赤「なッ….んで…」
桃「あ、やっと喋るようになったんですね?」
桃「もしかして….Ifさんのことが好きなんですか?」
赤「…好きだからなに…」
隠しててもしょうがない
桃「実は明日、告白しようと思ってて….」
告白….
だめ…..
振られる方法…….
あっ!
赤「まろは虫が好きだから虫をあげると喜ぶよ!」
嘘だ….本当は虫が大の苦手だ
こうすれば振られるはず….
桃「そうなんですか!明日、虫を持って告白してきます!」
桃「では、ありがとうございました!」
ガチャ
赤「まんまと引っかかって本当、バカすぎるw」
スタスタスタ
桃「本当は苦手なの知ってるから♡」
スタスタ….
赤「…振られろ….振られろ….」
木の影に隠れながらあいつを見ている。
桃「人目見た時から恋に落ちました!//付き合ってください!//」
赤「(ふっ。次は虫を出すだろうwどんな顔するのかな〜w)」
ばっ
赤「は?」
差し出したのは100本の薔薇と甘いお菓子。
赤「なんで….虫じゃ….ないのポロ」
青「嬉しッポロポロ、付き合おう!///ポロポロ」
赤「…..ポロ」
またか….また悲しみと怒りに包まれた…
むかつく….
むかつく
むかつく
むかつく!
赤「いつも邪魔ばっかしない….ポログスッ」
桃「…なんで虫じゃないか、分かりますw?」
煽んなよ….
うざい
消えてよ….
桃「まろの好き嫌いなんてちゃんと把握してんだよw、」
桃「ま、何も知らないりうらは分からないよねw」
分かってるし….
赤「分かってる!!!!!!」
赤「まろのことなんて全部分かってるポログスッポロ!!」
赤「だから…だからぁッポロポロバカにしないでy..」
桃「黙れ敗北者。」
桃「負けて、愛人を奪われたからって駄々こねてんじゃねぇ、」
とことこ
俺の目の前へ現れる
赤「ビクッ…」
桃「勝ったもんは勝った、まろは俺のもの。二度と俺の目の前に現れるな」
そう言ってまろのいる場所へ駆け足で行った
赤「あ〜あ、また”取られちゃった”wポロポロ」
まさに….
これかぁポロポロ
✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼
百人一首、難しいよね
コメント
1件
続きがあるなら下さい!