kn「ショッピくんって何処から上京して来たん?」
仕事を一頻り終わると喫煙所の隣にある休憩スペースに向かう
syp「大阪からです」
kn「やっぱそうよなあ!?俺も出身大阪やから親近感感じてたんよ!!」
syp「knさんも大阪に住んでたんですか
こんな偶然ないっすよ…!」
kn「ほんまになぁ…東京ってほら、方言ないやんかだから関西弁で喋ると威圧感があるとか言われるからさぁ、ショッピ君の前やと素で話せて嬉しいわ…」
syp「ふはは、そりゃどーも」
缶珈琲を飲み終わるとゴミ箱にポイと投げやるとまた仕事を再開する
kn「ここはな、こうすると資料見やすくなるで。」
syp「なるほど…」
knさんの説明は優しくて非常にわかりやすい
syp「knさんって意外に説明とかそう言うの上手いんすね」
kn「意外にってなんや、これでも塾で勉強教えてたんやぞ!」
syp「ええ?knさんが…!?意外…。」
kn「だから意外ってなんや…!」
knさんが教育係で良かった、何となくこころのどこかで安心したような気がした
kn「ああ、そうや今週の金曜新社員歓迎会だけど来るよな?」
思い出したようにそう言う
syp「エッ。」
飲み会…お酒は強い方だが人に勧められて呑む酒は美味しくない。
kn「これは俺からのアドバイスやけど最初のうちは行った方がええで、いつの間に距離が離れていってまう。」
…確かにそういう話はよく聞くしやっぱり行った方が…?
「やぁショッピくん今週の金曜歓迎会があるんだけどもちろん来るよな?参加費は一人5000円。」
俺がうーんと頭を悩ませてる時に部長が肩を組んでそう言う。いいえなんて言えるわけが無い…!
syp「…ぁ、行きます。」
「おおよかったよかった、これで全員参加だな!!」
部長が嬉しそうな顔をして自分のデスクに戻る
kn「…まぁ、元気出せや。もぉちょいしたら肩の力抜けて楽なるで。」
syp「はい…」
ていうか参加費5000円とか高すぎやろ!!
どんな高級な飲み屋行くねん…俺のタバコ代になるはずやった5000円が…!!
syp「俺ちょっと煙草吸ってきていいすか」
kn「ショッピくんも煙草吸うんや。俺もちょうど吸いたかったから一緒に行こや」
自分を慰めるように煙草を吸いに喫煙所へ向かう
カチッとライターで葉巻に火をつけると煙を味わう。
syp「…knさんのこと先輩って呼んでいいすか」
kn「おん、ええよ。」
syp「先輩は飲み会とか会社でやるそう言う行事ごと好きなんすか?」
kn「まぁそうやな。部長とか上司と仲良くなると楽しくなるもんやで、仲良ぉないなら地獄やけどな」
葉巻についた灰を灰皿に落とすとまた煙草を咥える
syp「そっすか…」
交友関係を広めたいわけじゃない、でも社会では礼儀として、嗜みとしてだろうか。
やっぱり行かないと駄目か、とまた煙を吐く。
kn「俺が隣に着いてやるからショッピもそんな心配せんでええで、部長や上司に無理言われたら俺が断ってやるから」
syp「いいんすか…」
kn「当たり前やろ?俺教育係やで」
胸を張ったようにそう言う。
sy「じゃぁ、飲み会行こうかな…」
kn「よっしゃ、ホンマに何も心配せんでええから!!」
あとで俺が断ると思ったのか後押しをする
sy「分かってますって、ほら早く仕事行きましょ。」
そんな先輩を無理やり喫煙所から出すようにオフィスへもどる
夜にまた別の話し出すつもりです〜‼️
コメント
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好きですよぉ!!!! 神なのですねぇ!!、 続き待ってますッッッッッッッッッ!!!!!!!!!
やっぱ先後輩神…