リクエスト🤝×🐝🤣
ご本人様には一切関係ありません。
フル捏造です。本編伏せ字なし。
中編①
「佐伯」『緋八』
飲むと眠くなってしまうのを分かっているからか、2人ともジュースばかり飲んでお酒には中々手を付けない。結局2人とも0時を越えてからチビチビと呑み始めた。
「今日は泊まっていきなね」
『悪いなぁそんな予定やなかったのに』
「いいよいいよ、マナくんいた方が楽しいし」
『ありがとうな』
少し眠そうにふにゃっと笑う彼が可愛くて、ついつい口を衝いて出そうになる。
「ん”ー……ねむ…」
そう呟やくと机に突っ伏して動かなくなってしまった。
「マナくん?あれ」
『すー……すー……』
「(寝ちゃったかぁ…)」
しっかり者の彼の寝顔はいつもよりいくらか幼く、急激に愛おしさが込み上げてきた。
「(可愛い…)」
正直もっと話したかったけれど、自分の家でこんなにも穏やかに眠ってくれることが嬉しい。実際は単に酔いで眠くなっただけだろうけど。
我慢できず、そっと彼の頭に手を置いた。
「マナくん、好き」
そう呟いた途端、マナくんが身じろぎした。
『…んぇ?』
『なに…?なんて?』
まずい、聞かれていたら確実にドン引いてる。
「い、いいよ大したこと言ってないから」
『あ、そう、言うてくれたらええのに』
少し不服そうな表情だ。もしかして聞き返されて不貞腐れたと思われたかもしれない。
「ああ~あの、違くてその、ほんとに大したこと無いだけだから…」
『ふふ、分かってるよ』
「な、なんかごめん」
『別に怒らんて、テツはこないなとき気遣いすぎやねん』
マナくんが俺の手を取り、優しくはにかんで言った。
『俺はテツのこと好きやから安心しい』
「え…っ」
一瞬頭が真っ白になった。そこそこ間抜けな声が出た気がするがそれどころではない。
「マナくん!?待って寝ないで!?」
『……』
「また寝た…」
多分友達としてだろうけど、真剣に好いている相手に弄ばれる感覚は気持ちよくない。
「(起きたら仕返ししてやろ…)」
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