リクエスト🤝×🐝🤣
ご本人様には一切関係ありません。
フル捏造です。本編伏せ字なし。
中編②
こっから第三者視点です
「佐伯」『緋八』
『やってもうたぁ……』
緋八は酒の缶を前に戦慄していた。風呂場は佐伯が使っているらしく、シャワーの音が響いている。
『酔った勢いにしてもやり過ぎたな…』
勢いで”好き”なんて言ってしまったが、こういう場合は酔いが醒めてからが地獄なのである。
『(普通に引かれてたらどないしよう…友達としてって思ってくれてるよな…)』
流石に大胆にし過ぎたと一人反省会を開催していたところで、後ろから声がかかった。
「マナくん、起きたんだね」
物凄い勢いで肩が跳ねた。
『ひょわっ?!て…テツか、なんや…ごめんな、俺また寝てたんやな』
佐伯はやけに真剣な眼差しで、椅子座っている緋八に跪いて目線を合わせた。
「いいよ、それよりマナくん、聞いてくれる?」
『な…なにを』
「…マナくん、好きです」
『…え?』
「好きです!マナくん!」
『え…お、おう、俺も…「そういうのじゃなくて…っ」
佐伯は真っ赤になっている、声も震えてきて、自分から目線を合わせたのに俯いてしまった。
この様子を見れば流石の緋八も佐伯の心中を察するしかない、先にここまで言わせておいてなんだが、緋八の方も気持ちを留めておくには限界だった。
『お、俺も好き!付き合おて!』
「え、マナくん?」
『こういう好きやろ?違ったら許さへんからな』
「そ、そういう好きだけど、ほんと?ほんとにマナくんも好きなの?合わせてくれてるんじゃ…」
『嘘ついてるように見えるんか』
緋八も顔が真っ赤だ。きっと相当な勇気を振り絞ったのだろう。
「ありがとう、マナくん」
20を越えた大人にしてはいささか初々し過ぎる告白だが、ともあれこれでハッピーエンドだ。
『はぁ、変な汗かいたわ、風呂もろてええ?』
「いいよ、服はそこに置いてあるの着て」
『ありがとう、寝ないで待っといてな』
「えっ、それって、え?」
『……はぁ?お前の好きにしたらええやんそんなの』
「え!?していいの?!」
『あーほんまにこいつはぁ!』
結局緋八はするのかしないのか分からないまま風呂場に逃げ込んでしまった。まぁでも好きにしろと言われたからにはするんだろう。
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