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だいぶ涙も引いてきて、落ち着きを取り戻してきた。
「ん、潔おにーちゃん落ち着いた?」
「うん、ごめん、ありがとうねニコッ」
強く抱きしめてしまったこと、急に抱きしめてしまったこと、気を使わせてしまったことについての謝罪。
そして、慰めてくれて、抱きしめ返してくれて、泣いている俺を見ないでいてくれたことへの深い感謝。
「俺なんもやってないよ?お話しただけ!」
その話で、俺は安心することが出来たんだ。
「お話してくれただけでもありがとうだよニコッ」
「へぇー!!じゃあ潔おにーちゃん、いっぱいありがとう!!ニコーッ!」
純粋すぎて、怖くなる。このまま世界の汚さを知らないで生きていってほしいが、それは俺が決めることではないから。
いつか、壊れるんじゃないかって、怖くなる。
「ばち…廻くん、ずっと、このままで居てね。」
「はぁーい!」
泣きそうになるほど優しくて、かわいい笑顔で返事をする。俺は、この笑顔を守りたいだけなんだ。
「じゃあ…潔おにーちゃんと一緒にお風呂入る人!!」
「!!✨️はーい!!」
「じゃあついてきてくださーい!」
いや、今はそんなことどうだっていい。今はまず風呂!!!!!!!疲れた!!!!!
「洋服脱いでー」
「もう脱いだー」
「早いでーす」
脱ぐの早いわあびっくりー。
いや、落ち着きがないのもよくないわ。ちょ、少々お待ちをー。
よし。少し間を置いて、落ち着きをなんとか取り戻すことが出来た。
「潔おにーちゃんっ!早く早く!!✨️」
蜂楽の瞳がびっくりするほど眩しい。蜂楽のお母様お父様に感謝しか無い。
「ねーねー潔おにーちゃん、潔おにーちゃんって、パパとママからなんて呼ばれてるの?」
まっっっっっぶしい瞳で俺を見つめながら問いかける蜂楽を直視できなくて、少し目を逸らしながら話す。
「俺はー、『世っちゃん』とか『世一』とかかなー廻くんは?」
「俺っ?俺はねーぇ?『廻』って呼ばれてる!」
キャラが崩れるのであんまり言いたくないですが、一瞬だけ言わせてください。
え?は?かわ?え?なに?LOVEだよ尊いよ?うわこれで2024年の蜂楽会わせたら尊いがすぎるだろうなぁぁぁぁぁ!!!!
ありがとうございましたー。
「世っちゃん世っちゃん!!」
母さんの言い方蜂楽に言われるとダメージでかいのよ…(萌えすぎて)
こんなことを思っているのがバレるのが少し怖い俺はめちゃくちゃ頑張って答える。
「ん?どーした?」
今はこれが精一杯。なぜなら可愛いすぎるから!!!!!!!