「えとさん、聞いて聞いて!」
「ん?うりじゃん、笑 なーに?」
「今日さ、のあさんの手に俺の手が当たったんだよね、超緊張したー」
「そ、っか … 良かったね、」
「今日のえとさん元気なくね?」
「あー大丈夫大丈夫!気にしないでー … 」
とは言ったものの。朝から好きな人の恋バナなんて聞いたら気分悪くなっちゃうよ。
うり、私のこともちゃんと見てよ
私とうりは小学校からの幼なじみで、気軽に話せて何でも相談出来る仲。
そして私にとっては、初恋の人でもある。
けど、昔からずっと一緒だからかな?
私のことは 幼なじみ としか見られていない様な気がする。
どうすれば私のことを意識してくれるのか、そう悩んで約7年。半ば諦めている
「ぽとぉ!!」
「んわ、っ … 」
「何だのあさんか … 」
「何だってなんですか!」
「ごめんごめん笑」
「それで、何かあったの?」
「今朝、うりさんと手が当たっちゃったんです … ( 照 」
「あー良かったね」
「しかも今日は、うりさんと一緒に帰る約束もしてるんですよね~」
「へー … 2人きりで?」
「もちろんです !!」
「なんなら、そこで告白しようか考えてます、笑」
「こくッ … ?! ま、ままままだ早いんじゃない、?」
「えぇ、そうですかね … 」
「まあ ….. ぽとが言うなら、そうなのかも 」
思い切って言ってみる。
「 ……. ね、のあさん」
「ん?何ですか!」
「もし ……. わ、私もうりが好きって言ったらどーする、?」
「へ … え、?す、好きなんですか … ?」
「いやっ、!!その、もしの話、だよ 」
「 … まあ、諦めはしません」
「私もうりさんが好きなので、」
「だよね、」
のあさんに勝ち目は無い。
うりはきっとのあさんと結ばれる運命なのかもしれない
「なーえとさん」
「うりか … な、何?」
「今日のあさんと一緒に帰るんだけどさ、告白してもいいと思う?」
「 ……. 」
もう限界だ、私の気持ちも知らずに2人共、恋愛相談なんてして来ないでよ。
「 … わ、私に相談しないでよッ、!!」
「えと、さん?」
「あ … ご、ごめん … 」
「ちょっと、頭冷やしてくる、」
「待てよ、!( 手掴 」
「っ … は、離して!」
「うりにはのあさんが居るじゃん!」
「何言ってんだよ、」
うりは私をしっかりと捕らえるような真剣な目つきで、 私がうりに1番言われたくない言葉を発した。
『 えとさんは俺の大切な “ 幼なじみ ” だろ、 』
ああ、やっぱり私は幼なじみ。君の恋人にはなれない存在
「私は違う、から … 」
そう言い残して走り去る。
うりのこと、傷つけちゃったかな。私のこと嫌いになっちゃったかな。
その出来事があった日から、私はうりとのあさんには会わないようにした。
そして、5年の月日が流れた。
心に深い傷を抱えながら、
次の恋に進めないまま。
batendが書きたくなって書いたんですけど、どーですか❔💗
ばいばい~
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