朱夏を始めて見た時は、あまり良いイメージじゃなかった。
保科を歩いてるのを見て、なおさらそう思った。
けど、運悪くその子と遭遇して、自分から話しかけた。
そこから、イメージが変わった。
スタスタ_____
鳴「、、、、、暇だな。」
庭を散歩してると、この前保科と歩いていた女の子がいた。
僕の存在に気付いたのか、おじぎをしてまた、花を見た。
その時、僕はなぜか興味が湧いた。
僕を見た人は、なぜかあまり良くない顔をする。愛想が無いからだ。
けど、その子は自分を見ても嫌な顔をしなかった。
スタスタ___
鳴「なぁ。お前、名前は?」
朱「、、、、、、、、。」
鳴「聞こえてるのか?」
朱「、、、、、しゅか。あなたは?」
鳴「僕か?僕はげんだ。」
朱「いい名前だね。見た目にあってる。」
鳴「そうか?、、、、どころで、お前のその目、生まれつきか?」
朱「、、、、、、、だったらなに。」
鳴「、、、、、なんかごめん。(地雷踏んだか、、、、、。)」
朱「別にいいよ。皆に言われる。もう慣れた。」
鳴「そうなのか、、、、、。」
朱「だったら、私も聞くけど、あなたのその頭の色は?」
鳴「これか?これは、染めたんだ。ピンクしかなかったからこの色だ。」
朱「私と違って似合ってるね。」
鳴「そんな事ないだろ。そういえば、お花見てたけど好きなのか?」
朱「うん。そうだよ。げんくんは好きなお花あるの?」
鳴「お花か、、、、、、、、」
花なんて全く知らないな、、、、、そういえば最近やってたゲームでレアなピンクのポピー、見つけたな。
それでいいや。
鳴「ポピー。ピンク色の。」
朱「なんだか、意外とイメージに合うね、、、、、髪の色と一緒。」
鳴「この前、ゲームで見つけたんだ。しゅかは?」
朱「私は、すずらんが好き、、、、ニコッ」
鳴「、、、、、、(いま、一瞬笑ったか?)」
朱「?どうしたの。」
鳴「い、いや。なんでもない。」
いま、よく見たらしゅか。顔めっちゃ整ってないか?
目もよく見たら鮮やかな朱色と紫色のオッドアイだな、、、、、同い年とは思えないぐらいだな、、、、
自分より、身長は小さいけど、何故かしゅかの方が存在感があった。
そう思った瞬間、なぜがドキッとした_____
鳴「?、、、、、(なんだコレ?)」
朱「どうかした?下向いて、、、、、、」
鳴「いや、なんでもない。、、、、、」
そういえば、自分の引き出しに、すずらんの髪飾りあったな。間違って買ったやつ、、、、、。
鳴「な、なぁ。今から僕の部屋に来い。」
朱「えっ?いきなりなんで、、、、、、」
鳴「その、、、、な、なんでも良いだろっ!いいから、、、、/////」
朱「顔、赤いけど、、、、、、って、歩くの速い____」
スタスタ____
== 鳴海の部屋 ==
朱「ひろ、、、、、、、」
鳴「ちょっと待っとけ、、、、、」
ガサゴソ、、、、、
あったけど、、、、、ちょっと、待てよ、、、、、、この前使用人の誰かが言ってた気がするけど、
女の子に、髪飾りをあげるのってなんか意味があった気がするんだが、、、、、、まぁ、あったとしても
しゅかは知らないだろ_____
鳴「はい。これ、あげる。」
朱「私に?」
鳴「多分、気にいると思う。」
朱「わぁ、、、すずらんの髪飾りだ、、、きれい、、、、」
その時、しゅかは優しそうにそっと、その髪飾りを撫でた。
鳴「き、気に入ってくれたか?」
朱「うん、ありがとう ニコッ」
鳴「つっ!///////。」
朱「ど、どうしたの?」
鳴「何でも、ない、、、、、、」
くっそ、しゅかの笑顔を見たら、なんだか、ドキドキする____
そんなことを思い始めたら、目を会わせて話せなくなった。
この時、僕は思った。もし、これから一緒に居られるなら、、、、、、
だったら、ずっと守らないとな_____
この、すずらんの髪飾りをあげて、大切そうに撫でた朱夏の笑顔は、
密かに、大きくなった今でも鳴海さんの思い出になっていた____
第16話に続く
〜作者から〜
こんにちはうい🌷です!
はい、2人の初めて朱夏ちゃんを見たときのことを書きました!
なんだか、表現が難しかった、、、下手だけど許してください(_ _)
次は、朱夏ちゃんが2人に会ったときのことを書くか、過去を書くか悩んでるんですよねぇ〜。
♡、コメント待ってます(๑•̀ㅂ•́)و✧ では!
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