s「えー!僕のせいですか?」
k「まぁまぁ、笑」
pt視点
ドタドタ(ガチャッ
t「あ、戻って来た」
s「おかえりなさ〜い!」
ゔっっ可愛い…
毎日おかえり!ってにこにこしながら言われたら、どれ程幸せか…
まあ、外に出ないから基本言われることはないだろうけど…
なんなら俺が言う側だわ。
s「…?どうしました?」
p「…えっ?いや、何でもないよ、笑」
s「……そうですか、」
説明中…
p「んで、これが6番で、8番、9番!
赤いのが王様ね!」
s「お〜、囚人番号なんですね」
p「そうそう、どうせならと思って日常組要素取り入れといた笑」
t「…俺どの番号でもないけど?笑」
p「っっ〜汗
…まあ、それは?いいじゃないですか?」
t「別に全然いいけど笑」
s「準備もできたことですし、始めましょ!」
sn視点
k「じゃあ、全員、目瞑って棒持って引いてね。
引いた後はすぐ隠して持つんだよ」
t p s「はーい」
(全員目を瞑る)
なぜか、目が見えないだけでドキドキしてしまう…
心臓の音が隣のぺいんとさんに聞こえてないか心配になり、もっと鼓動が速くなる。
t「王様王様王様…」
k「トラゾーうるさい笑」
p「ぷっw怒られてやんのww」
s「んふっ笑
も〜〜!笑わせないでくださいよー!」
トラゾーさんのお陰(?)でちょっと落ち着いた…
大丈夫大丈夫、
そう自分に言い聞かせると、ドキドキが和らいだのが感じられた。
k「よし、じゃあいくよ?……せーの」
全員「王様だーれだ!」
……っ?、あ、僕じゃない、8番だ
ぺいんとさんの番号…
そう思うと自然に笑みが溢れてしまった。
k「しにがみくん、王様だったの?」
s「…え?違いますよ?」
k「にしてはニッコニコだったけど…」
s「う、えぇ、き、きのせいじゃないですかね?笑」
気をつけないといけないって思ってたのに、さっそくやっちゃった…
まあ、気づいてるのクロノアさんだけっぽいしいいか……
k「…?そっか、 」
t「あ!! はいはい! 俺王様!」
p「うわガチかよ……」
k「本当に引いちゃった…驚」
s「絶対やばいじゃん……」
何となく嫌な予感がして、ついそんな言葉が口から溢れる。
t「ひどいな〜笑
俺そんなやばい命令しないから、安心して✩」
p「胡散臭すぎる…」
k「安心してって言葉がもう安心できない…」
t「んも〜皆してひどいな〜!じゃあ、命令は…」
ゴクリ、と音をたて唾を飲み込む。
どうか、、僕以外でありますように…!!
t「6番が語尾に〝にゃん〟をつける!」
よ、よかった〜〜!
安堵したのも束の間、前のクロノアさんの顔がだんだん青くなっていたのを僕は見逃さなかった。
まさかクロノアさんが…
kr視点
t「6番が語尾に〝にゃん〟をつける!」
…………? 、、、!
えぇっ、ちょっ!?嘘でしょ?
まさか自分だとは思っておらず、思考が追いつかなかった。
サーッと冷や汗が背筋を流れる。
p「やっぱ、やばいじゃん笑」
t「とか言いつつ余裕そうだな笑」
p「まあ、俺じゃなかったしね?」
s「…笑」
t「しにがみさん?どうしたんですか?」
s「いや…笑
何でもないです!あ、因みにですけど僕でもないですよ? 」
全員「…」
一瞬の沈黙の後、皆が一斉にこちらを見る。
そんな雰囲気に居た堪れなくなり、白状する。
k「…俺です……」
p「お〜!笑
クロノアさんか…」
s「だと思いました笑」
t「ちゃんと語尾に〝にゃん〟つけてくださいね!笑 」
k「っにゃ、にゃん…/」
頭は真っ白なのに、顔は真っ赤で熱くなっているのが感じられる。
その事がトラゾーたちに悟られないよう、そっぽを向く。
p「かわいいー笑」
t「もしかして照れてるんですか?笑」
k「照れてないし/……にゃん」
s「ちゃんと〝にゃん〟言うのなんかオモロイな〜笑」
t「クロノアさん10分間それですからね!」
恥ずかしさでどうにかなりそうだけど、10分位なら、極力喋らなければ何とかなりそうだったので安堵する。
s「じゃあ次いきましょ!」
tr視点
さっきのクロノアさん、ばか可愛いかったな…
そんな気持ちばかりが頭をぐるぐるして集中出来ない。
すごく顔が赤いのに照れていないと言い訳をするところも、妙に強がるところも、全部ひっくるめて可愛い…
襲い…いや、仮にもぺいんとん家な訳だしやめておくか。
p「よし目瞑って棒持ったね?…せーの」
全員「王様だーれだ」
s「うわっ!僕僕!!」
俺は…6番か。
2連続王様は流石にないか、と、少し残念に思う。
p「しにがみなら余裕だわw
ね、?クロノアさん?」
k(コクッ
s「ナチュラルに喋らそうとするのやめて笑
てか、クロノアさん黙っちゃったし笑」
全ての行動一つ一つが可愛いんもんだから、見ていて飽きない。
いつか俺だけのクロノアさんになって欲しいな、なんて妄想が止まらなくなる。
t「笑
で、しにがみさん命令は何にするんですか?」
s「うーんじゃあ、8番が1kmマラソン!!」
p「…は?」
t「その反応は…笑」
p「俺です…」
s「じゃ、いってらっしゃーいw」
p「何笑ってんだよ!笑
え?嘘でしょ?ホントにやだー泣」
s「途中で歩いてもいいですから! 」
p「はーい泣」
k「意外と素直笑」
そう言って笑うクロノアさんをみると、ついこちらも笑みが溢れてしまった。
pt視点
10分後…
はぁ、はぁ、はぁ、
やっと、帰ってきた…
きっつい…
しにがみ絶対許さん……
s「結構早かったですね笑
おかえりなさ〜い!」
とか思ってたけど、おかえり聞いたら恨みも浄化されていった。
よし、許してやろう(?)
p「〝結構〟って失礼だな!笑」
k「お疲れ様〜ちょっと休憩する?」
(語尾にゃん終)
p「いや、大丈夫ですよ! 次やりましょ!」
k「ん〜無理しないようにね」
p「はーい、俺ちょっとて洗ってくる!」
p「せーの」
全員「王様だーれだ」
王様がいいな〜…
p「…あっ俺王様だわ」
まさかの願いが通じ、王様になることができた
s「まじか…」
k「ちょっと怖いな〜笑」
t「いや、ちょっとじゃなくて大分怖いですよ…」
どんな事を命令してやろうかと辺りを見渡す…
…よし!
p「じゃあ、俺の命令は…」
s「なんだなんだ?」
p「王様含む全員が酒を飲む!」
k s t「えっ?」
t「それお前が飲みたいだけじゃね?」
p「…そ〜んなことな〜いよ?」
図星をつかれ咄嗟にそんな事を言う。
t「絶対そうじゃん…まあ、良いよ笑
大体こういうゲームって酒呑みながらするもんだしね」
s「ある意味ご褒美では…?」
k「弱いのならいいよ笑」
p「え、あ、そうなの?」
でも、思っていたより皆受け入れてくれて、拍子抜けしてしまった。
が、そうと決まれば準備しなくては!
p「じゃ持ってくるわ!」
s「はーい」
t「いってら〜」
続く
コメント
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ちゃんと一人一人の視点で書いてくれているところがほんとにすごい! 忙しいとは思いますが続き待ってます!☺️
R子さんが書く作品大好きです🫶🏻🎀 続き待ってます!💭︎💖👀