風磨くんは立ち上がって、お風呂場へと歩いていった。
僕はその背中を見つめるだけ。
風磨くんの家は心地よくて、ずっと居たくなるような、魅惑的な匂いがしている。
お酒のせいか、少し眠たくなってきた。
「ふあ〜っ…」
と大きなあくびをする。
すると風磨くんの足音が近付いてくる。
風「戻りまっした〜…」
風「あれ、眠い?」
僕はコクコクと頷く。
風「なら先にお風呂入ってきなよ」
「お言葉に甘えて…」
2分後
こういう時、どうすればいいんだろう。
頭を洗わず、湯船に浸かるだけ?
それとも洗う…?
どっちが正解なんだ…?
いや、期待はせずに頭を洗おう…。
fm side
元「風磨く〜ん?」
洗面台から声が聞こえる。
「はーい?」
大森くんのところに行くと、
ドライヤーを持っていた。
元「よければだけど…髪の毛、乾かして欲しいなぁ〜…?」
上目遣いで聞いてくるのはズルい。
「仕方ないなぁ」
俺は満更でもなかった。
ドライヤーをつけて、大森くんの髪に触れる。
犬の毛のようにフワフワしていて、
サラサラしている。
今更、ちゃんとケアしてるんだな…と思った。
ドライヤーの音で俺の気持ちを誤魔化し続ける。
元「…■■___」
少しだけ、大森くんの口が動いた。
なんて言ったかは聞こえなかった。
きっと独り言だろう。
そう自分に言い聞かせて、さっきの言葉を聞き返すことはなかった。
やっぱり襟足が長いと、乾かすのも長い。
自分より5分ぐらい違う。
乾いてきたら、熱がこもらないように涼しい風でもう一度乾かす。
「終わったよ」
ドライヤーを止める。
大森くんはウトウトしている。
眠たげな声で、
元「うん…」
可愛すぎる。
omr side
僕は風磨くんの声で意識を戻した。
「うん…」
眠たくて、はっきりと声が出ない。
久しぶりにこんな眠くなった。
あのテレビに出させていただいた時以来かもしれない。
風「俺もお風呂入ってくる」
僕は頷いてまた、ウトウト。
風磨くんの匂いは落ち着く。
何度も言ったけど。
シャンプーの匂いも甘め。
ピーチのような感じもする。
眠くて意識が飛びそう。
……。
風「起きて」
風磨くんの声で起きる。
気付いたら眠ってしまっていた。
風「ベッドで寝ないと体痛くなるよ」
僕は体を起こし、風磨くんについていく。
風「ベッド1つしかないから、大森くんが寝て」
本当は一緒に寝たい。
なのに…言えない、気持ち悪がられるかもしれないから。
なら…
「それじゃあ風磨くんも体痛めちゃうじゃん…?」
風「えー?そういうなら一緒に寝てあげる」
相変わらず。
今回も短い
相変わらず展開早すぎだろう!!!!
文字選び苦手すぎワロタ
コメント
2件
こういうやつ好きぃぃぃ