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sypくんとshaの絡み大好きなんですよっ、!最高すぎました 続き待ってます
一番最初にかける嬉しさ ショッピ君が来たんだショッピくん可哀想 続き楽しみに待ってます
??「ぇー、ダルッ…」
急に保健室に入ってきた男子生徒は機嫌悪そうに愚痴を零す。
俺はつい反射で布団の中に隠れてしまった。気づかれませんように。んでさっさと出ていってくれますように。
??「…はァ、、誰か来るん待と」
多分、そう言った。遠いし布団被ってるしで聞こえにくい。
てかコイツまだ居るん!?怪我かなんかで来たんやろ?知らんけど。ベッドに来んってことは、恐らくあってる。おま、怪我も自分で手当出来んの!?何歳やねん。
俺が窒息タヒする前にはよ出てってくれ。頼むで。
ぁ、、待って。えぐい。くしゃみ出そう。我慢我慢我慢。我慢や俺!!
sha「〜〜ッ!ふぇ、ックシュン!…ズビ」
出た。めっちゃデカイくしゃみ出た。気付かれたよな〜、終わった。
??「、、誰か居るんすか?」
ほらァ、こっち寄ってきとるて。来んな帰れ。なんか見付かるのも癪やから、自分から出ていくことにした。
sha「…、どーもぉ、、」
布団から顔出してカーテンを開ければ、美青年が立っていた。また美形かよ、ふざけんな。
??「ぇ゛、、ァ……ゃば」
ボソ、と言葉を零した美青年はあからさまに目を逸らしてしまう。なぜに?
sha「あの〜…、、」
声を掛けようとするが、美青年は顔を背ける。待ってコイツも俺のこと嫌いなん?なんでやねん。
ちょっとくらい良いだろう、と文句を零そうとしたが、美青年野郎の足元を見て、どうでも良くなった。
sha「おまッ、足エグいくらい腫れとるやん!?」
ほんまに、ビックリするぐらい腫れていた、紫気味になっていて、痛々しい足首はお世辞でも大丈夫とは言えなかった。
??「…ぃゃ、別に平気なんで、…、、」
sha「何言うてんの!?絶対動いたアカンやつやん!座れ座れ、ッ」
腫れてる方の足を後ろに引いていたが、俺は美青年野郎を自分が居たベッドに無理矢理座らせる。
??「ちょッ、」
すぐ立とうとすな馬鹿。そんな意味を込めて肩をグッ、と押す。諦めてくれたのか、手当はさせてくれるらしい。
包帯、でええやんな。どこやろ。ガサゴソと保健室の棚を漁る。意外とすぐに見つけれた。流石俺やな、
sha「ほな、ちょい触るでな」
??「…、、ぅッス…」
靴と靴下を脱がせば、ズボンの裾捲る。
うぇ、痛そ…。
取り敢えず、出来るだけ痛くならないよう包帯をグルグルと巻いていく。俺も高校生の頃はよぉ怪我しとったな。ぁ、一応今も高校生か。ま、そんなこともあって手当には慣れてる。任せたまえ。
グルグル巻き巻きペタペタ、足を刺激しないようにやっていたら、頭上から声がした。
??「器用…、ッすね、、」
sha「ん?ァあ……せやろ?w」
慣れた手付きが凄かったのか知らないが、美青年は俺の手元をまじまじと見ていた。ちょっと調子に乗って、俺は自慢げにドヤ顔しとく。
sha「つか、こんなんなるって…、何したん?」
??「……、、」
ぇ、なんで教えてくれんの、コイツ
sha「どした、?」
??「ぁ、いえ…、、、なんか、伽羅変わりました?」
sha「へ?、」
き、伽羅?伽羅て、、俺が俺ちゃうん、バレた?そゆこと?
sha「ぃ、や?んなことないで?俺いっつもこんなんやろ?」
ぎこちない作り笑顔でそう言えば、手元の作業が止まってしまう。
??「だって、、アンタいっつも、俺達生徒会メンバーにしつこくアピールしてきて、、」
??「前なんか、会議中に都合良く言い訳して邪魔しに来てました…よね?あと男好きとか言う噂も…今は、そんな感じしませんけど、」
、、ふむ。え?俺そんな感じやったん?ぇキモ。そりゃ嫌われるわ、普通やん。俺が悪いやん。衝撃の事実を聞いた俺はポケ、とだらしなく口を開けて、半目で遠くを見つめていた。
??「?、……、、」
sha「…、、…ぁー、おん。せやったな、ほんまあん時は悪かった。今はな、改心してん」
成り代わりがバレるのは不味いので、適当に誤魔化しておく。俺が男好きだった、というのが変わらないのは癪でしかないが。
??「ェ…、、まじすか?」
sha「まぁじ、まじまじ。…ところでさ、名前何て言うの?」
早く話題を逸らしたくて、俺は美青年の名前を聞く。言い寄ってたくせに名前を知らないのはおかしいが、なんかもう、別にええかなって。
??「ショッピ…、ですけど、」
ほれ、教えてくれたわ。
sha「ショッピな、俺シャオロン!」
握手を求めようと手を差し出せば、ショッピはそれに応じてくれる。
syp「シャオさん、でええですか…?」
sha「んぁ、ええよええよ〜!」
なんか、今日初めてちゃんと話して、気許されたな。気分が良くなった俺は先程よりスピードを上げて包帯を巻いていく。
sha「ぁ、、で?なんでこんな腫れてんの?」
syp「…階段で躓いて、、足をグリッと……」
気まずそうに頬を掻くショッピはなんだが幼さが見えて、可愛かった。
sha「んふ、気ぃ付けやw」
心配と面白さを混ぜた感じで言えば、ショッピは恥ずかしさからか顔をうつむける。
やっぱ、普通に喋れるんええな。
わんちゃんこのまま色んな人と仲良ぉなれんかな?なんて。