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ねえまじで続きみたい
続きを全裸待機((ヌギッ 🚨🚓🚨🚓🚨
未完成です。
続きは出来次第(今週中には)投稿します!すみません!
相棒兼恋人である冬弥の誕生日を祝うため、セカイへとやってきた。
カイトさんやメイコさんが料理を作る音、リンとレンが飾り付けについて口論する声、ルカさんを叱るミクの声…楽しそうな声や音が耳に入ってくる。
今日もセカイは平和だ。
パーティーの準備も終わりに差し掛かる頃、冬弥の姿が見当たらないことに気づいた。
「冬弥ならさっき、落ち着かないから散歩に行くって出て行ったよ。もうそろそろ準備も終わるし、呼んできたら?」
「おう、そうする。」
ミクに冬弥の行方を聞くと、そう答えられた。リンやレンが積極的にパーティーの準備をしたがるため、オレたちはほとんど準備を手伝っていなかった。落ち着かなくなるのもわからなくはない。少し天然味があるあいつなら当然だろう。
「行くとすれば…こっちか?」
早く冬弥を祝ってやりたいと思ったオレは、冬弥が向かったであろう方向へと走った。
「だいぶ走ったが…どこまで行ったんだあいつ…」
走り出して15分ほどたったが、なかなか冬弥の姿が見えない。
「途中で道曲がったとかか?…とりあえず、電話してみるか……」
セカイは広い。少しでも道を間違えれば迷子になりかねないため、こういうときは電話するのが妥当だろう。
通話アプリの「冬弥」という表示を押し、電話をかけると、コール音が鳴る。
「………でねぇな…」
いつもならワンコールで通話にでるはずの冬弥が、何コール鳴らしても電話にでない。
「まさか、なんかあったのか…?」
段々不安と焦りを感じてきたオレは、ミク達に知らせるために来た道を戻る。
すると、遠くから聞き覚えのあるメロディーが聞こえてくる。
「冬弥…?」
このメロディーは冬弥の着信音だ。
着信音を頼りに、聞こえてくる方向へ走る。
「…っ嘘だろ…?」
その先に冬弥の姿ではなく、冬弥のスマホだけが静かに音を出していた。