【 🤝×🌩🦒 】
※付き合ってない
※ワンチャン🌩 🦒×🤝で見れるかもしれないけど気持ちは🤝×🌩 🦒
※名前伏せ無し
※ご本人様とは一切関係ございません
佐伯イッテツには最近、というか学生の頃から気になる人がいた。
その人の名前は宇佐美リト。
かっこよくて、運動もできて、頼りになって。欠点なんてない、そんな人だ。
前までは普通に話せたのに、恋心に気づいてからはダメダメだ。
近寄られれば避けるように離れ、話しかけられれば素っ気ない態度で返事をしてしまう。
中学生くらいの男児なら『可愛い』の一言で済むだろうが、佐伯は21歳の大学生だ。さすがに、気持ち悪いと思われるだろう。
「ん〜…。」
相談できる人が周りに少ない佐伯は少し困っていた。
同じヒーローであり、同期である緋八マナや赤城ウェンには相談しやすいが、宇佐美と話していてポロッと言われてしまったら元も子もない。
そもそも、男が男を好きになるのはおかしい、なんて言われるのではないか、と佐伯は考えてしまっていた。
「…ヨシ…!」
だが、1人で悩んでいても埒が明かないと思った佐伯はやっぱり2人に相談することにした。
「えー!?そうなんか!!」
「おぉー!いいじゃん!応援する!」
2人は佐伯が考えていたこととは違った反応をした。
「でも、避けちゃってるのがなー…。」
「そーそー。避け続けたらリトからも嫌われてまうかもしれへんぞ?」
「そ、それはわかってるんだけどぉ…!」
佐伯は自分でそれを理解してはいるのだが、体が反射的に宇佐美から離れてしまう。
3人はうーん、と頭を悩ませた。
「…じゃあさ、テツが逆に近づいてみたら?」
すると、赤城が提案をした。
「リトから近づいて来たらダメなんでしょ?じゃあ、テツからも近づいてみようよ!」
佐伯は確かに、と思った。
自分から何かを聞きに行くのには何も感じていないことを思い出したからだ。
「あー、なんやっけそれ。引いてダメならー…的なやつやっけ?」
「それ逆だよマナ。本当は押してダメなら引いてみろ、ね。」
「…うん、わかった、やってみる!ありがとう!マナくん、ウェンくん!」
そう言い、佐伯は笑顔で手を振りながらその場を後にした。
「いやー、回りくどいったら…。早く告っちゃえばいいのにねぇ〜。」
「ホンマにそれ。どう考えてもリトもテツのこと好きってことわかる態度よな。どっちも鈍感ですこと。」
スクロールお疲れ様でした!!
鈍感な子って可愛くて好きです🤟🏻
誤字脱字はスルーでお願いします🥺🥺🥺
コメント
2件
よかったら続き書いて欲しいです!