【 🐙🌟×🥷🔫 】
※ドルパロ(ドル×マネ)
※VTA時の名前が出ますが、芸名?なので関係ありません
※付き合ってない
※名前伏せ無し
※ご本人様とは一切関係ございません
今をときめく男性アイドルグループがいた。
歌も踊りも、トークだってできる、人気絶頂期のアイドルだ。
そのグループの一番人気は星導晶。
薄紫の長い髪と水色のメッシュが特徴的である。
「お疲れ様です〜。」
レッスンのため、星導はスタジオに向かった。
「お、ちゃんと来たんや。」
星導に返事を返したのは叢雲カゲツ。
星導のマネージャーだ。
「さすがに来ますよ。舐めないでくれます?」
「んは、舐めとるわけちゃう、褒めてるんよ?」
ヘラっと笑う叢雲は魅力的だった。
マネージャーなのにアイドル級に顔がいいのだから、惚れない人はいないだろう。
かくいう星導も、惚れている内の1人だ。
だが、アイドルは恋愛をしてはいけない、という鉄の掟がある以上、近づけない。
アイドルになったことで叢雲に会えたのはいいが、アイドルになったことで叶わぬ夢となった。
「…そうですか。」
星導は無理だ、と思ったものには諦めがつきやすいのだが、叢雲に関しては諦めきれなかった。何年も、何十年も生きてきた中でやっと出逢えた、初恋の人で、一目惚れの人だったから。
それでも、付き合えないもどかしさがあり、胸の中はモヤモヤとしており、星導の気分は晴れないでいた。
「なんや、元気ないやん。」
そんな星導の様子に叢雲は気づき、気にかけた。
「いえ、別にそんなことありませんよ。」
気にしないでください、と星導は笑顔で返した。
「大切なアイドルのコンビネーションを整えるんもマネージャーの務めやぞ!」
「…コンビネーション…?」
会話の流れ的にコンディション、と言いたかったのだろう。
叢雲の発言に星導はクスッと笑った。
「何笑っとんのやァ!?!?真面目な話しとんのやけどォォ!!!」
急に大声を出して怒り始めた叢雲を見て、星導は少し大きな声で笑った。
「はぁ〜、ありがとうございます…。元気出ました…。」
笑いで出た涙を指で拭い、叢雲にお礼をした。
「なんや、やっぱり元気なかったんやないか…。」
叢雲は嘘をつかれたことにムッとしたが、星導が元気になったことに安心し、ホッと胸を撫で下ろした。
「…で、なんで元気無かったん?」
その質問をされる相手が悩みの種で、星導はどうしようか、と考えた。
「別に言いたくないんやったら無理にとは言わんけど…。」
「…俺がアイドル辞めないと言えないくらい爆弾ですよ。」
先程も言ったが、アイドルは恋愛なんてしてはいけない。
もし、好きと伝えたいのなら、辞めなければいけない。
「そんな深刻なんか…?!」
自分にとっても、叢雲にとっても、深刻なこと。
この想いを伝えたら叢雲だって仕事を辞めなくてはならなくなるかもしれない。
「はい、そうです。」
だから、諦めきれなくても、絶対に口にはしない。
大切なマネージャーの幸せを、笑顔を奪いたくないから。
スクロールお疲れ様でした!!
叶わない恋っていうの可哀想だけどいい。
でもハピエン厨なので叶って欲しい。
ハァッッッッッッ😭😭😭😭😭
誤字脱字はスルーしてください🤞🏻
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