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スタート。
……
ハッ
と目が覚めると、視界が明るくなっていた。
どこか体も軽く感じた。
これは?と、自分の体を見てみると、
背中には黒い羽が生え、頭には”天使の輪”のようなものが付いていた。
コスプレ?いつの間に?等と疑問を脳内に浮かばせていると、パッと目の前に本が現れた。
先程のように読んでみる。
『どうでしたか?』
今、貴方様の体は”前世”の能力を引き継いでおります
どんな感じでしょうか?
……まぁいいです。
その力を使って飛んだりしてみてください
初めは誰でもへたです。安心してください
少しずつ慣れてきますから。
おっと、それともう1つ。
もう少し進めば1つの本がまた出てくるでしょう。
読んでみるといいこと、あるかもしれないですよ。
……読み終わり、本を閉じる
言われた通り、少し進む
でも本はない。
ないじゃないか、と思いつつ、辺りを見渡していると、また、パッと本が現れた
また、読んでみる。
『思念。@██様。』
ペラッ
……五月蝿い
外が五月蝿い。
私達はただ静かに暮らしていたいのに。
また「アレ」か。
……早く消えろ…
なんだ……?
あの立方体は……
何故こっちに向かってきている?
なぜ、
……
何故?
突然、リングを盗られた。
羽が無くなっていく。
嗚呼。ここから落ちれば……もう。
これからはアの五月蝿い音を聞かないで済む。
……
パタン
読み終わると
突然
……
あれ?この記憶は……??
どこ……
どこ
何処??
何故、自分がこれを……?
『ギュッ』
……何?これは?
あれ、なんだっけ。
あの時、あの日、自分は何をしたんだっけ
-突然、
ドアが壊れた。
その方向に進め、と言われているんだろう
ドアの方向に行った。
壊れたドアの先は
“階段”。
登ろうとすると、階段の間にまた本があった。
『正気』
ペラッ
自分、今何してるんだ?
普通に考えて、これ現実な訳ないじゃん。
現実で起こるわけないじゃん…
夢だよこれ、絶対に。
でも、ちょっとだけこの夢の続きが気になる……
そう思うのは、なんか悔しいけど。
まだ、冷めないでいたいな。
退屈な現実より、全然楽しい。
パタン
読み終わる。
読み終わり、また階段を登る。
上に着くと、紙切れが落ちていた。
ヒラッ
先に進んで。早く。
なんだこの焦らせる文は。
倒置法で書かれると何故か焦りを感じる、そういう錯覚なのだろうか?
と変なことを考えつつ進む。
すると、前の壁が崩れた
不思議なことに崩れた破片はどんどん消えていった。
やはり夢なのだろうか
そんな事を気にしながら進む。
するとどこかの部屋が出てきた。
一体ここは?
……そんなことはどうでもいい。
とりあえず進もう。