この作品はいかがでしたか?
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brside.
MOB1「おはよ〜!」
MOB2「おはよ〜っ!あ、あんたメイク変えた!?髪飾りも、いつもより可愛い感じじゃん!」
MOB1「お、よく気づいたね〜!アイシャドウ、ピンクに変えて、チークはちょっとオレンジっぽくしたの!」
MOB1「リボンはね、自分で作ったの!可愛いのが好きだから、薄い紫のリボンにしたんだ〜」
MOB2「あんた可愛いの好きだもんね。いいじゃない」
……可愛いもの、か……
僕は可愛いものが好きだったはずなのに……
小学生のときに僕は周りから“好き”を否定された。
それ以来僕は、自分の好きなものを周りに言うのが怖くなった。
可愛い服やアクセサリーは、全てクローゼットの奥にしまい、
髪は周りの男の子と同じくらいの髪の長さに切りそろえ、
制服も男の子用の制服を着る。
────そして、恋愛から距離を置く。
…………いいなぁ、女の子は。
『可愛いものが好き』
『あの男の子が好き』
って、堂々と言えて。
br「…………昔の僕は、どこに行っちゃったのかなぁ……」
……僕の“好き”を、理解してくれなくたって別にいい。
ただ僕は、否定しないで、受け止めてほしいだけなんだ。
────なんて、そんなこと望むだけで叶わないか……
先生「おはようみんな。今日は話があるから席に着け」
先生「……今日から、うちのクラスに転校生が来る。みんな仲良くしてやってくれ」
先生「じゃあ、入ってこい」
???「はい……」
ドア越しに聞こえたのは、かっこいい低い声。
どんな子なのかな?僕より身長高いのかな?
僕は、期待に胸を膨らませた。
sha「……シャークんです。今日から、よろしくお願いします」
br「……っ……!」
……この感覚、知ってる。
人を好きになる時の、少し苦しい、あの感覚。
先生「シャークんの席は、Broooockの隣だ。Broooock、よろしく」
br「あ……はい。よろしくね、シャークん」
sha「……はい……」
近くで見るシャークんはすごく可愛くて、綺麗な顔立ちだった。
……どうしよう……
もうやめたはずなのに……
……好きになっちゃった……
コメント
4件
めっちゃかわいいぃ”ぃ”ぃ”!!
ハァァァァカワイイ!!!! 寝る前にいいもの見られましたありがとうございます!! これで今週の課外も頑張れる...!