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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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2時間後,入間とアズはげっそりとして中庭の芝生に横たわっていた

私は遮光眼鏡(サングラス)をかけて,汗でベタベタになった手袋を外す

疲れたが,兄様の無茶振りの方が疲れるからそんなに疲れは感じない

クララの方を見るとキャッキャと笑っていた

クララ「元気ペコペコ!?のど乾いたの?ちょっ待ってね」

クララはぽんぽん,とスカートのポケットを叩いた

するとポケットからペットボトルと缶が出て来る

絶叫コーラと缶コーヒー。ブラックだ

クララ「はい,ジュース!鳴ちはコーヒー!

お菓子もあるよ!」

入間「あっ,ありがとう……。それって……?」

入間はクララのスカートに縫い付けられた2つのポケットを指差しながら云った

クララ「これ!?私の家系の特技なの!」

クララはまたポケットを叩いた

ポケットの中から蛇の様な玩具と三叉の槍が飛び出した

クララ「呼び出し(トイトイ)っていうの!見たことある物なら,なんでもだせるよ!」

入間「へぇ,すごい……!」

さっきら玩具はこれで出していたのか

これ,私の異能,AnotherエピソードSで真似出来ないだろうか…

『異能力_AnotherエピソードS_呼び出し(トイトイ)』ボソッ

そう呟いてポケットを叩くと,私が愛用していた煙管がポケットから出て来た

おお,便利だな…

「あれー?クラりんだ!」

そんな声が響いた

振り向くと中庭を囲んだ回廊から柄の悪そうな生徒が3人,此方を見下ろしていた

クララ「よっちゃん!」

クララは答え,駆け寄っていく

クララの友人か?いや…違うな

「まぁーた,飼い主,増えたのかぁ?」

クララ「うん!」

よっちゃん,と呼ばれた生徒がクララの頭を撫でている

まるでペットを扱うが如く

「ま,いいや。ジュースくれよ」

クララ「うん!」

クララは元気に頷いた

周りに居た2人も続いた

これもまたクララは元気に頷いた

ポケットからジュースを3本取り出して渡す

「ごち。じゃーな」

生徒達はジュースを受け取ると用済みと云う様にさっさと行ってしまった

入間「……いまのって」

入間はきょとんと目を瞬いた

クララ「あのね!ああやって,なにかあげるとね!

よろこんでくれて,たまーに,いっしょに遊んでくれるの!」

ニコニコと云うクララに入間は黙り込んだ

『それは……』

クララ「でもね!こんなにちゃんと遊んでくれたのは,入間ちたちがはじめて!」

クララはあせあせと云うと照れ臭そうに続けた

クララ「だからね……あのっ。また……いっしょに,遊んでくれる……?」

入間「……うん!」

『勿論だ』

クララは嬉しそうに笑った

アズ「やめましょう,鳴様,入間様……!

アホがうつります……」

クララ「あっ,アズアズ復活した!?遊ぶ!?」

『今日はもう辞めておこうか』

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