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「…も、もう一回言ってほしいかも…」
「俺と付き合ってほしい」
「…やっぱもう一回聞いても変わらなかった…」
「もー…Broooock、もっかい聞いててね?」
「う、うん」
「俺と付き合ってほしい」
やっぱり気のせいじゃなかったーー!!!
なぜ今こんな状況になっているかって?
それは数時間前に遡るんだけど…。
いつも通り撮影を終えて、僕は椅子にもたれかかった。
「今日のスマイル面白かったなーwあれはスマイルにしかできない芸当だよねぇ」
独り言にしては少し大きめの声量で呟く。
いつもみたいにスマホを取り出し、エゴサを始めようと思った瞬間。
スマホに一件のLINEの通知が来た。
きんさんからだった。
『今時間大丈夫?ちょっと話したいことがあるんだけど』
内容はそのようだった。
僕はこれから暇だったし、なによりきんさんからの通話のお誘いはなかなかに珍しい。話したいことっていったいなんだろう…。
『いいよー!じゃあ僕から通話かけるね』
『ありがとー』
LINE上部にある通話ボタンを押す。
3コールほどしてきんさんの声が聞こえてきた。
「やっほーBroooock。ごめんねいきなり」
「大丈夫〜僕もこれから暇だったし!」
「やさし〜wありがと」
「どういたしまして〜。それで、話したいことって?」
「ああwもう本題入っちゃう感じ?」
「もちろんでしょ!気になる気になる〜」
「じゃあ単刀直入に言おうかな!」
「俺と付き合ってほしい」
こうして最初に戻る。
やっぱよくわかんないよー!
いきなりこんな事言われてびっくりしないほうがおかしいし!
「なにかの間違いとかは…」
「ない。俺はBroooockのことが好き。それは揺るがない事実」
「そっか〜…」
ど、どどどどどどうしよう!?
正直告白されて嫌な気持ちはしなかったんだけど、かといって困惑してないわけじゃない。
い、一回考えてみよう。僕はきんさんのことが好きなのかどうか。
…そういえば。
きんさんが笑ってたとき、僕も嬉しかった。
きんさんと行くお出かけが、他の誰と行くよりも何倍も楽しかった。
きんさんに車から守られたとき、胸がドキドキした。
…僕、きんさんのことめちゃめちゃ好きじゃ〜〜〜ん!!
自分で気づいてなかっただけだ〜。
思い返してみると思い当たる節はたくさんあった。なんで気づかなかったんだ僕!!
僕は過去の自分を恨んだ。
そっか、僕、好きな人に告白されたんだ…。
そう考えると顔が熱くなっていくのを感じる。
え、そっか!僕今好きな人に告られてるんだ!?!?
わぁーーーー!!顔が熱い…。
「へ、返事はちょっとだけ待ってくれないかな、きんさん。すぐ伝えるからぁ!」
「…もしかして、Broooock照れてる?」
「言わないで!」
「…かわいい、かわいいよBroooock」
ボン、という音がしそうなほど顔が真っ赤になる。今他の人が見てたら僕の顔どう見えるんだろう。ゆでダコかな?それともトマトかな?
「かわいいなんて……うぅ…」
「照れてるのもかわいいよ」
「もー…きんさんずるいって…」
「…で、どう?返事。いつくれるの?」
その言葉に心臓がドキリと跳ねる。
「い、今…すぐ…のつもり、だよ」
「そっか。じゃあ俺は待ってようかな。」
そう言うときんさんは静かになった。
僕の心臓の音だけが部屋にこだまする。
きんさんは僕が好き。僕もきんさんが好き。
これは揺るがない事実だ。
だとしたらそう。答えはYES。
僕は息を大きく吸って、呼吸を整えた。
「…準備、できたよ」
「お。じゃあどう?返事は?」
「ぼ、僕もきんさんが好き…!」
「…ほんと、本当?」
「本当…だよ。僕はきんさんが好き」
「嘘…すっごい嬉しい…!断られるかと思ってたから…」
「断るわけないよ!僕も好きなんだから!」
「あぁ…今ここにBroooockがいれば良かったのにな…抱きしめたい」
「抱き…っ!?き、気が早くない!?」
「?単純にぎゅってしたいって意味だよ?もしかして…」
「わーわーわー!!僕の勘違い!だからやめてええ!」
これからの僕の生活、どうなっちゃうんだろう。
でもこれだけはわかる。
きんさんと一緒ならなんでも楽しい。
これから待ってる未来はきっと、素敵な未来に違いない。
僕はこれからの未来に思いを馳せた。