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side お涼
「ねぇ、涼ちゃん。」
あるリハーサル後の車内の会話。
小声だからか、少し聞き取りにくい。
「なぁに?もとき。」
言葉を紡ぐように、元貴は口を開く。
「…俺がもし、声が出なくなっても、
その、涼ちゃんは今みたいに接してくれる?」
あたりまえでしょ、と額を小突く。
「涼ちゃん…、」
険しい顔をして元貴は口を開ける。
何か心配するような事があるのだろうか。
深刻な病気などにかかったのか、と心配していると、
「流石にダイエットしよ…?」
ポカンと口を開く僕に元貴が、
「秋だからって、食べ過ぎ…、
活動にも影響するよ?!」
そうやって過酷なダイエットが始まろうとしている。