次の日になって、休日を迎えた。
俺は病院へと向かっていた。
何のために?って?
そんなの病気を診てもらうためである。
そして病院に着いて、検査して…
帰って、俺はめちゃくちゃ笑顔になった。
なんてったって、学校の登校日を増やしてもいいと言われたから!!
週に3回行けるようになった!
とても嬉しくて嬉しくて!
その日一日中そわそわしていたんやし!
まぁ、土日はいつも通り出られへんけど…。
それでも嬉しかった!
そうして俺は手を洗うために洗面台の前に立つ。
そうして鏡を見る。自分の顔はニッコニコだ。
sho「…さては、みんなに会うのが楽しみって思っとるな?」
鏡の自分に向けて言ったため、当然合っている。
______そして2日経ち、月曜日になった。
sho「おはよう!」
俺はいつも通り学校に着いた。
今日もみんなと話せると思うとワクワクしてたまらなかった。
…なのに、今日は雰囲気が違った。
rbr「…だからなんやねん。」
shp「別にいいじゃないですか。チーノも事情があるんですから!」
zm「休みたいってだけやないか!!」
shp「だから、説明出来ないんですよ!」
rbr「…分かった。理由がないんやろ?そうやろ?」
shp「だから…違うんですよ!」
…見た通り、ケンカをしていた。
sho「え…ど、どうしたん?」
rbr「!シャ、シャオロン…!」
zm「い、いや、何でもないで!」
shp「そ、そーっすそーっす!」
sho「…何で、嘘吐くん。」
「「「っ…」」」
初めて俺はケンカを見た。
sho「…そ、その。嫌じゃなかったら聞かせてや。内容。」
rbr「…今度、体育祭があってほとんど走る競技やねんけどそれをチーノが全部休むって言うねん。」
sho「えぇ?!」
zm「なのに休むのにも事情があるとか言うくせにその事情の内容を言わへんのや!」
ci「……っあぁ……」
shp「っだから!他の人に知られると嫌なことなんですよ!本人の気持ちを尊重してください!」
sho「…その、そんなに教えられんの?」
shp「…そうっすよ。本人の意見を、俺は尊重してるだけや。だって、あんな風に_________」
その後は声が小さすぎて聞こえなかった。
すると急に________
ci「っ!げほっげほっ!え”っ…!うえぇぇ…!」
shp「っ!チーノ!」
rbr「チーノ?!?!」
zm「ちちち、ちーの!?」
sho「チーノ!?」
ci「ひっ…ぐっ、げほっ!!げほげほっ!」
shp「チーノ、立て!保健室行くぞ!」
ci「い…いい…っげほっ!」
shp「っ!あーだこーだ言うな!喋るな!もっと辛くなるんやから!」
そう言ってショッピくんはチーノを連れて保健室に行った。
一応、ゾムとロボロも行った。
教室には、俺1人で___________
ut「…今回は、2人が悪いな。」
sho「!」
なんと、大先生がいた。
そういえば喧嘩中、ずっと眺めてたな…。
会話に参加してなかったから気づかなかった。
…それより________________
sho「”2人”って…?」
そのように聞くと鬱はだるそうな体を起こして
話し出す。
ut「”2人”はロボゾムの方や。」
sho「…でも、チーノも全部休むのは流石に…」
ut「…さっきショッピがようたやろ。事情があるって。」
sho「ま、まぁ確かにせやけど…内容がわからな、2人もキレると思うで?」
ut「…だろーな。でも、人には人の事情があるんだよ。お前みたいにな。」
sho「っ?!」
不意に俺の事を言われた。
な、病があることは誰にも言ってないはずで___________!!
…待てよ。
まさか、鬱って…………
sho「あの、鬱か?」
ut「そーだよ。」
昔、俺の唯一の親友で俺の事情を1番にわかってくれていた奴だ。
だけどこいつは両親の仕事の事情により
遠く離れてしまったのだ。
ut「久しぶりやな。」
sho「…うっせ、さっさといっとけよな」
ut「はは、ごめんってw」
ut「…でも今回の喧嘩は俺らは関係ないからな」
sho「…せやな」
ut「…あいつら四人で解決せなあかんから、手出しはダメやぞ。」
sho「知っとるわ。」
zm視点
俺らは一緒について行ったがショッピくんから
キレられた。
「俺1人で行きます。2人は着いてこないでください。」ってな。
zm「…チーノ、大丈夫かな?」
rbr「…さぁ。」
そんなことを思っていると保健室の扉が開く。
出てきたのはショッピくんだった。
zm「っあ…ショ、ショッピ…その…」
rbr「さっきは…ごめん。チーノは…?」
shp「…」
ショッピくんは顔を俯けて無言になっている。
すると顔を上げて___________
shp「…もうどっか行ってください」
zm「…へ?」
shp「どっか行ってください!!!」
大きな声で、そう言われた。
ショッピくんは相当怒っている。
rbr「っ…でも!」
shp「うるさいな…人の気持ちなんてわからないくせについてこないでくださいよ!!」
rbr「っ…ご、ごめん…」