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小我太
「、、、、」絶対、、逃げない、、逃さないし、、家に居るかな、、まぁ、、居なかったら待ってたら良いか、、「、、寒、、」もう冬だなぁ、、初めてだな、、こんな気持ちで風磨の所に行くのは、、殺されるのに、、今から死ぬのに、、死ぬってわかる時、、いつも怖かったな、、何体もの悪魔が上から覗いて押さえ付けられて、、噛み付かれて、、それを今からまた繰り返すのに、、「、、全然怖くない、、」、、着いた、、俺は風磨の家のドアを叩いた。開けてくれるかな、、まぁ、ドアでも何でも壊して入って会ってやる、、話がまとまってないけど、、何が言いたいんだろ、、俺は、、でも、、まぁ、、少ししか離せないんだし、、すると扉が開いた。『殺されるよ、、』加四六は俺にそう言ってたっけ、、「、、小我太、、」「、、、、」、、良いよ、、別に風磨に会えない人生なら。
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「、、あ、、」「、、、、」「な、中入れて、、寒い」そう俺は風磨に一歩近づいた。「、、ふざけてんの、、」「、、寒いから入れたって、」「、、チッ!!」「、、っ!?」痛っ、、!!「何で来たの、、」そう風磨は玄関口の廊下に俺を押し倒した。「、、そっちが先に来たんじゃん、、」俺は風磨の目を見てそう答えた。「、、確かにそうだな、、」「、、、、」ヤバい、、怖い、、こんなに怖かったんだ、、風磨って、、そういや、外種か、、そっか、、そりゃ、怖いか、、「、、でも、、まぁ、、会いに来ちゃったのは事実だし、、」俺は風磨の手を繋いだ。「、、殺せば、、」「、、は、、」「お前が言ったんじゃん、、」「、、、、」「、、どうしたの、、」「、、いや、、もっと根性なしかと思ってた、、お前、、もっと抵抗すると思ってたのに、、」「、、抵抗しても勝てないもん、、何回も押さえつけられたから」「、、、、」ガブッ!!!!「、、!?」すると、風磨は俺の首に噛み付いた。「、、っ、、」「、、ん、、ハァ、、」「、、ゔっ、、ああ、、」痛い、、痛い痛い痛い、、!!まだ死にたくなかったのにっ、、!!コレからもっといっぱいあっただろうな、、両親の仇も打ててない、、あの悪魔達も殺してない、、狂唖にも、、ちゃんとありがとうも言えなかった、、でも良い、、コレで、、意識がなくなる前に、、俺はポケットの中に入れていたナイフを出した。風磨の背中にナイフの先端が触れた。「、、、、」「、、何で刺さないの、、」風磨は俺の首から口を離し、俺の顔を見た。「、、ふ、、へへ、、風磨に毒は効かない事忘れてた、、毒塗って来たんだ〜、でも無駄だね、、」そう俺は風磨に笑って見せた。「、、良く笑ってられるね、、効かなくても刺せば良いじゃん、、心臓でも刺せば一瞬でしょ、、」「、、俺ね、、」「、、、、」「、、一緒に死のうと思ってたの、、心中だっけ、、まぁ、、そんな感じ、、地獄じゃん、、この世界って、、それは風磨も感じてる事だし、、それなら一緒にと思って、、」そう俺は風磨の首に腕を回した。「、、、、」ダメだ、、頭がふわふわする、、全部、、ちゃんと言いたい、、「でも、、ダメだな、、この世界が地獄でも風磨には生きて欲しいし、、まぁ、、俺は逃げるけど、、昔から嫌な事から逃げるのは得意なんだ、、」「、、、、」そう言い俺はナイフを床に落とした。「、、風磨、、??」俺は風磨を見上げた。「、、、、」「、、何で泣いてんの、、」「、、っ、、お前もじゃん、、」「そりゃ、、死ぬんだから、、死に際は誰も泣くよ、、」「、、っ、、あ〜、、もう、、」「、、ねぇ、、早く殺してくれなきゃ苦しいんだけど、、早くぅ、、」「、、っ、、」「風磨、、」風磨は俺の首に顔を疼くめた。ヤバい、、涙止まんない、、こんな辛いんだ、、「、、お前が泣いてる時、、俺いつもどうしてたっけ、、」「、、??」「、、カッコつけて、、お前(小我太)の事慰めてたっけ、、」「ハハ、、そうだね、、」「なぁ、、一緒にいたい、、」「、、ん、、俺も、、」「、、ごめんっ、、本当、、ごめん、、」「、、殺さないの、、??」「うん、、一緒にいて、、地獄だけど一緒に生きて、、」「、、、、」「、、もう、、絶対に離れないでぇ、、お願い、、」「、、バカ、、」泣きじゃくる風磨にそう言葉をかけた。本当子供みたい、、「、、自分から離したくせに」
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数分後 風磨の家 小我太
「、、ん、、」「あ、、起きた、、」「、、あれ、、一緒に死んだっけ、、」そう俺は風磨に聞いた。「、、生きてるよ、、」「、、そっか、、本当だ、首手当してくれたんだ〜」「、、、、」すると風磨は俺に近づいた。「、、どうしたの??」「、、抱きしめたい、、良い、、??」「、、うん、、俺も、、」「、、、、」風磨は俺の首に腕を回した。「、、、、」、、温かい、、ちょっと力強いな、、首の傷痛いのに、、でも、、まぁ良いか、、俺も抱きしめたいな、、「、、??」「、、キスもしたい、、良い、、??」「う、、ん、、」久しぶりだな、、何か変なの、、こんな恥ずかしいの、、「狂唖とキスした??」「、、??してないよ、、」「、、そっか、、良かった、、」「、、、、」「、、ん、、でもご褒美はとっとかねぇとな、、」「、、ん??、、あ、、」、、狂唖の匂いがする、、近くにいるんだ、、「、、アイツとは決着つけなきゃだし、、そろそろしつこいし、殺すよ、、」「、、そっ、、か、、」「、、傷が大丈夫なら、種技呼んで来て、、」「、、??何で??」「最後だぞ、、アイツ(狂唖)にとって種技は大切な奴だろ、、」「、、ふふ、、相変わらず優しいね、、」「、、俺が負けたら、、どうするの、、」そう風磨は立ち上がった。「、、もちろん、、生きるよ、、何にも負けないから、、」「、、そう聞けてよかった、、ありがとう」
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風磨の家の庭。 風磨
「降参する??それとも殺し合う??」そう狂唖は笑顔で両手を広げた。「、、降参って、、いつお前の勝ちが確実なったんだよ」「だいぶ前から俺の勝ちは確実だよ〜、風磨俺に勝った事ないもん」「、、、、」、、確かにない、、狂唖が怪我をしている時は他の誰かにやられてる時、、今は冬。夏だったオークションの時より格段に強いはず、、「、、俺が降参させてやるよ」そう俺は狂唖に向かって言った。