この作品はいかがでしたか?
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tn「え〜今回は、我国との同盟を組みにここまで来てくださり、ありがとうございます。」
堅苦しいトントンの挨拶から、厳粛な雰囲気で外交が始まった。
相手の国は「wt国」。
最近伸びている、なかなかに強いところらしい。
御相手からは、総統であるNakamuさん。他の幹部を3人ほど連れて来た。
さすがに相手をすぐに疑いたくなかったので、情報室を鬱先生に任せ、自分は2人の護衛のためにここにいる。
まぁ、この2人は俺の護衛なんかいらないくらいに強いんやけどな。
nk「では、この条件で同盟を結ばせていただきますか?」
tn「はい。書類を拝見させていただきます。」
トントンが難しい、真剣な顔で書類を読んでいく。
何となく、サラッと読んだ感じ、双方に得があるように、上手く条件が組まれていた。
書類作った方優秀なんやろなぁ〜
相手方は書類を読んでるトントンをただじっくり見ていた。
全員俺より身長高いやんけ。ふざけるな。
座っている総統さんでさえ少し他の人より低く見えたんに俺より身長高いなんて。
残りの幹部っぽい3人は、
1人は、1番身長が高く、グルッぺんと同じくらいなのかもしれない。だが、すらっとしており、華奢っぽくも見える。あの体格だったら、遠距離でもパワーのある攻撃を放てそうだ。
1人は、少し身長が高い。ショッピくんや大先生くらいちゃうか?顔は凛々しく聡明っぽい。何となく始めにお茶に手をつけたので、ただの毒味役なのかもしれないが、しっかり匂いを嗅いで、安心した顔で飲んでいたので、薬学に精通しているのかもしれない。体格は黒衣に隠れてしまっているけど、さっきの人よりがっしりしているように見えるので、大剣を振り回したり、薙刀とか日本刀似合いそう。まぁ、服装が東国っぽいので、それに合いそうなだけなんやけど。
1人は、平均的(かと言って俺より身長高いが?)で、……しばらく見とらんけどゾムと同じくらいか?全く雰囲気は似とらんけど。あぁ、過ぎ去ったことは思い出すな。顔に出すな。今は外交中だ。
その人はふんわりと素敵な笑顔を浮かべている。それは相手に感情を受け取られないように。何処かトントンみがある。絶対怒らせたりしたら悲惨な目に遭う。怒らせることはしてはいけないな。
まぁ、こんなところやな。戦うことになったとしても、戦えそう。幹部の2人が特に戦いに出そうなので、対応もきっとできるだろう。
gr「ロボロ、しっかり「見た」か?」
グルさんが耳打ちしてくる。あぁ、俺を外交の席に連れてこさせたのはこういうことか。
情報員として、しっかり覚え、“もし”情報を盗ることになった時に役立てろということか。
さすがに俺声でかいし、外交の場だしなんて言えばええんやろ……あれか?
rb「ハイル。」
きっとこれなら相手方にもし聞かれても分からないだろう。
gr「トン氏。どうだ?」
tn「はい。確認終わりました。この条件ならば、同盟を組ませて頂きたい。」
gr「私自身も後で同盟内容を見さして貰います。ぜひ、同盟を組みましょう。」
nk「はい。」
nk「やん。同盟用の書類出して。」
kr「はい。こちら同盟を結ぶ書類です。双方、名前を。」
始めにwt国側が名前を書き、グルッぺんが名前を書く。
tn「これで、同盟完了です。」
nk「はい。ありがとうございました。」
tn「もうそちらの国へ帰られるのですか?それでしたらこちらのロボロにお見送りさせますけど……」
nk「あ〜ここの紅茶すごく美味しいので、まだあとちょっと居座らせてもらっていいですか?」
tn「あ〜いいですよ。」
同盟だけ組んで帰るタイプやないんやな。
まぁ、同盟国とは仲良くしたいわな。
nk「やん〜バックの中にあるお菓子出して〜?」
kr「はぁ!?お前ッバックデカイなとか思ったらお菓子入れてたのかよ!!」
nk「まぁまぁ、準備がいいってことで笑」
gr「お菓子……✨️」
tn「グルさん……((呆」
rb「貰ってもええんちゃう?」
tn「はぁ……グルさんええよ。」
gr「やったァ!!」
gr「そのお菓子、食べてみてもよろしいか?」
nk「あぁ、食べてみたいですか?こちらの国の特産品を使ったお菓子なんですよ〜」
gr「じゃあこちらも……」
と言いグルッぺんはいつも作業している机の方に行き、引き出しからいつも城下で買っているお菓子を出す。
tn「はぁ!?そこに隠してたん!?」
あ……真後ろで怒りの形相のトントンがいるのが伺える。グルッぺんおつかれ。
同盟国が近くにいるから怒れるに怒れないんやろうな〜
nk「ん!?これ美味しいですね!!」
gr「こっちもすごい甘くて美味しいんだゾ!!」
トントンとは裏腹に、お茶会を始める2人。
kr「えぇ……((呆」
相手の幹部の人も引いてる……
まぁ……このままお茶会させとくか……
数時間後……
kr「いや〜そこの国とそんなことがあって戦争に発展したんですね〜」
rb「ほんまグルさん急なんやから〜」
gr「まぁまぁ、許して欲しいんだゾ。」
tn「えぇ〜((呆」
gr「そういえば!!」
gr「なんでうちの国と同盟を結ぼうと?きっかけはなんなんだ?」
nk「あ〜もうその話します?」
rb「?」
nk「そちらの国から素敵な誘いの手紙をもらったからですかね?」
gr「え……いやいや、我々はそちらの国からの誘いの手紙を受け取ってから、送らせて頂いたんだが、なぜ、誘いの手紙をくれたのだ?」
nk「いいえ。俺たちが送る前に我々だ国は手紙をくれたんじゃないんですか。」
gr「……?」
gr「トントン、送ったのか?」
tn「いや、送っとらんで。」
gr「どうゆうことなんだ?」
nk「来たんですよそちらから。」
tn「え?その紙見せて貰っても?」
nk「きんとき〜持ってる?」
kn「持ってるよ。」
青い人がカバンからひとつの資料を取り出し、総統に渡すと、総統は少しニヤつきながら言う。
nk「え〜と読み上げますね?」
nk「ワイテルズ国の総統、及び幹部の皆様へ。
貴国は、素晴らしい技術力や、豊富な資源があり、我々の国、我々だ国と同盟を結びたいと感じ、手紙を書かせて頂きました。ぜひ、貴国と我々で、互いの国の発展と進歩を歩めるように努力しましょう。」
……は?
いまこの人ゾムって言うた?
rb「ちょっとその紙見せてや!!」
紙を確認すると、かなり懐かしい、消えていったあいつの字だとわかる。
最後に見たのはあの自由で、俺らを不安にさせるのには十分な手紙だったっけか。
紙の最後にはこの国の幹部しか知らない、画伯のサインがされている。
この書類は本物だ。これはゾムが書いたものだ。
なんであんさんたちが持っとるんや。
rb「なんであんさんたちが……」
tn「ロボロ、ほんまにゾムのなん!?」
tn「ほんま!?」
rb「トントン、ほんまもんやで。」
酷く懐かしくなり、涙が溢れそうになる。
今も、どこかで生きてるんやな……
gr「ゾム……」
nk「あ〜続き読みますね?」
nk「そして、我々国の幹部全員に告ぐ!!お前らが俺のいない時に腕が訛っとらんのか、検査したる!!俺がこの長い旅でどれだけ強くなったのか、見せてやる!!そして、お前らもこの時間でどれだけ強くなったんか見せてみろ!!絶対勝って注目の的になるのは、主役になるのは俺や!!かかってこい!!」
そう総統が言い終わった時だった。
爆撃の音がしたのは。
♡、コメントたくさんください(乞食)
コメント
2件
zmさん壮大な爆弾投げたなぁw