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ドカーン!!
zm「よっしゃ行くぜ!!」
ゾムさんの爆撃が合図で走り始める。
今回は“イタズラ”が目的らしい。
ゾムさんのいなかった間の衰えていないかの、イタズラだから。
俺はそのサポート。
てか自分の城なのに、爆発していいのか?
shp「ッ誰や!!」
裏門とかから来たのに人がいるのか……しかもかなり強そう……
zm「知らん顔やなぁ。面白そうやな!!」
zm「シャークん!!俺がやってええか!?」
shk「どうぞ。」
今から同盟組むところなのに、こんなことをやっているのだ。さっさと総統のところに行かなくちゃ。
例え、やらかす2人がいたとしても、きんときときりやんがどうにかしているだろう。
shp「西門、侵入者2人、奥の森に1人、俺が倒しますね。クソ先輩。」
強そうな人はインカムに向かって話しかけている。
チッスマイルの存在も気づくのか。
ここから離れなくなったな……
sm『すまん、気づかれた。』
sm『ハッキングも時間かかるというかほぼ入れない。助けて。』
zm「へへッやろ?」
ゾムさんは誇らしい顔をしながら構える。
sm『俺ハッキング諦めて自衛するわ。お前らは頑張って暴れろ。』
shk「それで死ぬなよ?」
sm『あぁ。警戒は怠らない。』
shp「そちらの用意は終わったん?」
ピュッ
目の前に物が来たので避ける。
shk「……吹き矢か。」
zm「カッハハハハ笑」
zm「おもしれぇじゃねぇか。」
shp「それ見切るんすか……」
焦っているのか、表情が崩れていく。これは……いける。
吹き矢だったものを捨て、銃を取り出す。
遠距離か。じゃあ……
zm「ふ〜ん、おいしいぜ」
考えている間にゾムさんが距離を詰め、首元にナイフを突き立てる。
動きが速いし、判断も早い。
『味方最大の脅威』という異名が着くのも頷ける。
shp「ッ……笑まじっすか。」
そうこうしている間に他の人も来そうだ。ナイフと他の、教えて貰った武器とか持っとこ。
強そうな人は、遠距離なら負けてそうだな……
と思った瞬間。
shp「フッ」
急に屈み、足蹴りを食らわせそうとしてくる。
zm「ッ」
ゾムさんも咄嗟に距離を離す。
shp「遅いっすクソ先輩。」
kn「お前が飛び出していくからやろ!!」
zm「ッシッマか。」
ゾムさんは、俺たちの国で調達した、黒のパーカーを深く被る。
じゃあ……
shk「俺今来た方やります。」
zm「!! わかったで。」
ナイフ入れから綱で繋がれたナイフを取り出し、綱を持ってクルクル回して臨戦態勢を取る。
先手必勝。
kn「うおっ!!」
ナイフを掴み、ボール投げのように頭めがけて投げたのに避けられた。ナイフはそのまま重力に従って、刃が地面に刺さる。
shp「なんかクソ先輩やられそうですね。獄中で体鈍りました?」
kn「うっさいわ!!今から戦うわ!!」
男が取り出したのは、ダイヤ剣。
あれだとリーチが長くて、こちらが不利そうだが、相手は反射神経が弱いようだ。だったら……
kn「!?」
地面に刺さったナイフの綱を引っ張り、ナイフを回収しておき、走り出し、大柄の相手の手の届かないようにスライディングのように滑り込ませて、足をひっかけ、バランスを崩させてから、一方の手を縄で縛り、手を自分の手で固定し、首元にナイフを当てる。
shk「動くな。」
あの期間、ゾムさんの訓練を受けたり、Nakamuの野球や、スマイルの体術のコツとか聞いておいて良かったな。強くなった実感がしている。
zm「おぉ〜シャークんナイス〜!!」
拘束が終わった時、ゾムさんは、もう1人をもう拘束していた。早いな。俺ももう少し頑張らなければ。
kn「ッ……その声!!」
もうこの人には気づかれてそうだな。
だったら、
shk「もう行きましょうか。」
zm「そうやな。」
ダッダッダッダッダッ
どこかで走っている人の音を聞きながら、静かに走り続ける。
zm「あの音エミさんなんやろなぁ……w」
どこかゾムさんはここに来てから懐かしそうな顔をしている。
それもそうか。ここ実家と同じようなものなのかもしれないし。
でも、聞きたいことは聞かせてもらう。
shk「ここに来た目的ってなんですか?」
zm「え〜?この前話したやん。」
shk「いや、そうじゃなくて、どこに向かって走ってて、何を今日はするんですか?」
先頭を走っているゾムさんは、少しスピードを緩めながら、
zm「狙いは食堂やな。」
zm「でも物ぶっ壊したら、トントンが怖いで、やめとくし……」
そう言った笑顔のゾムさんに、心の底から、我々だ国の人を可哀想に思った。
休むちょい前にちゃんと出しときます。