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最終話 はじまりの駅

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2022年08月04日

#ホラー#グロテスク#ダーク
夏目晶

夏目晶

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俺はなんと言えば良いのかわからずに視線を彷徨わせることしかできなかった。

長い溜息が落とされたのを機に金髪を見れば、彼は自分の両手を見つめたまま何かを何かを考えているようだった。

「感謝するのは俺の方だ。二度とアイツに好きにはさせないと決めて、俺はアイツを表に出さない方法を考えた。

苛立って感情的にアイツに主導権を奪われるのはごめんだった。

だけど、そううまくはいかねえな……何度も何度も失敗した」

苛立ちがもう一人の金髪を呼ぶ。

「かっとなって飛んだ。気がついたときにはじいさんを殴ってた。オカマに殴られなけりゃ戻れなかった。ゾンビ駅でもほとんど記憶がねえ。だけど、じいさんを……」

その先は金髪の喉の奥に押し込められた。

林老人を斧で殴ったのは金髪だ。それも、きっと、咄嗟に出て来てしまったアイツではなく。

ふらふらとリビングから出て来た金髪の姿が思い出される。。。

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