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切ない...けど好き🫶🏻 はねちゃんの言葉の表現の仕方が好きすぎる!! soちゃんのymさんへの手紙的なところほんと泣きそうになった... soちゃんの愛が伝わってきた😢💞
⚠
↬ soym
↬ 戦時中
ym 17 歳 , so 13 歳
ym 「 そーちゃん 。 これやるわ 。 」
so 「 なんですかこれ 。 」
ym 「 勿忘草 や 。 可愛ええやろ? 」
so 「 … ! ありがとうございます 。 」
so 「 … って 、 もう5時 !? 」
so 「 じゃ、 山田さん 。 また明日 , ! 」
ym 「 … おう 、 また明日 。! 」
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ym 「 … じゃ 、 そーちゃん 。 元気でなぁ 。 」
so 「 … 絶対 生きて帰ってきて下さいね 。 」
ym 「 あったりまえ!! この 山田様 を あまり舐めるなよ???? 」
よく近所で遊んでもらっていた 山田さん が 、
戦争 に 出ることになった 。
帝国海軍 の 青年兵 。
山田さん の 父 と 母 は 喜んでいたけれど 、
俺は そう思わない 。
so 「 … 山田さん 。 大好きです 。 」
ym 「 んだそれ 。 … 薔薇? 」
so 「 … はい 。 そうです 。 」
ym 「 …は 、 笑 やるやん お前 笑 」
ym 「 帰ってきたら 返事してやるよ 。 」
ym 「 ぁ ~ … もう汽車来てもうた 、 」
ym 「 … またな 。 」
どこか 悲しく 、 寂しそうな笑顔で
にぃ 、 と 笑う 山田さん 。
この笑顔が 、
俺が見た山田さん の 最期 の 姿 だった 。
山田さんの乗った戦艦 は
英国空軍の爆撃により
海に消えた 。
8月 の 初め の 事 だった 。
勿論 誰も 助からなくて 、
沢山 の 命 が 泡に溶けていった 。
戦地に行った人々 が 帰ってくる日 、
そこに 山田さん の 姿はなかった 。
死亡者リスト の 真ん中らへん には
山田晴太 の 文字 。
… 視界が歪んで 、
上手く文字が見えない 。
so 「 … ひぐ 、 ッ 」
目から 、 口から 、 たくさんの 感情が溢れ出て 、
今まで経験したことの無い 猛烈な 寂しさ と 孤独感 に 襲われる 。
so 「 … ッ ぅ ” … ぐす っ … 」
絶対帰ってくるって言ったのに 。
帰ったら返事をくれるって言ったのに 。
なんで
嘘つき 。
so 「 … ッ ばか っ … 山田さんの あほ っ … 、 」
ぼろぼろと大粒の涙が頬を伝う 。
あの似合ってない軍服も 、
あの可愛い笑顔も 、
そーちゃん 、 と 俺の名前を呼ぶ 貴方も 、
全部 、 全部
もう二度と見れない 。
so 「 … ひ 、 ぐ ッ … 」
大嫌いだ 。
嘘つきなあなたも 、
可愛く笑う貴方も 、
俺の名前を呼ぶ貴方 も 、
重そうな軍服を着る貴方も 、
嬉しそうに薔薇の花を受け取るあなたも 、
悲しそうに手を振るあなたも 、
寂しそうに笑うあなたも 、
全部全部全部全部
だいすきで大嫌いだ 。
拝啓 、 あの日 から 17 才 の 貴方 へ 。
今 貴方はどこにいるのですか 。
告白 の 返事はまだですか 。
あの時 、 貴方は何を思ったんですか 。
俺の中の時計は あの日から止まったままで 。
動こうともしてくれなくて 。
少し変わろうとすれば 涙が込み上げてくる 。
一体俺はどうすればいいんですか 。
辛くて 、 苦しくて 、 死にたくて 、
貴方 の 方が辛かったはずなのに 。
山田さん 。
また 俺の名前を呼んでくださいよ 。
また 笑ってくださいよ 。
また 笑わせてくださいよ 。
また 喧嘩してくださいよ 。
山田さん 。
愛しています 。
灰塚 想 。
白の勿忘草 ↬ 「 真実の愛 」 「 誠な愛 」
↬ 「 私 を 忘れないで 。 」
赤い薔薇 ↬ 「 貴方 を 愛す 」
なんだこれ!!!!!!