『恋 に 溺 れ る』
泡のように弾けていくカラダを見ても私は動じなかった。
『あなた』と会えなくなっちゃうなあ、という寂しさがただあった。
プロフィール
『17番』こと月咲 要(ツキサキカナメ)
種族:天使
年齢:16(実年齢不明)
外見:セミロングの黒髪
童顔
スタイル良し
好きなこと:「特に…ないですけど…」
嫌いなこと:「え?仕事w」
在田 玲(アリタレイ)
種族:人間
年齢:17
外見:センター分け(主の性癖)
スタイル良し
イケメン
好きなこと:「ショッピングとか…好きですね」
嫌いなこと:「クチャラー」
15番(華)
種族:天使
年齢:不明
立場:要の先輩
涼(リョウ)
種族:人間
年齢:17
立場:華の元カレ、レイの友達
…『天使が恋に落ちるとカラダが溶けて、死神になる。』
一種の迷信だ。
「あー17番、あの人死にそう。下界降りて」
「先輩、エナドリ返してくださいよ」
ここは天界。私たち『天使』の職場で、
死にそうな人の魂を『こっち』まで導くのが仕事。
天使について人間が思ってるイメージとは、ずれるかもしれない。
私は17番。
先輩の15番が話しかけてくる。
「あの人、ほらあと一年だよ」
「は?一年も男にくっついてろっていうんですか?」
エナドリ返してくださいよ。
ふわん、と先輩のボブカットが風に揺れた。
私の髪の毛も風になびき、ばたついている。
そんな彼女の背の羽が月を囲むように伸ばされていて、妙な圧を覚えた。
「……わかりました、けど私が恋に落ちるとは思わないんですか」
「は、お前に恋愛感情とかねーだろ」
「一回●んだらどうです」
「ざんねーん天使が死ぬことはありませーーんw」
15番の細い指が空を切る。
すると手元に淡く光る『魂』があらわれた。
元カレの、と彼女は笑ってくしゃりとそれを握りつぶす。
…真似をした。
「…で、行ってくれるの」
「給料出るんなら」「でるよ、倍くらい」
「行ってきますね」
私は、ニコニコする先輩を尻目に下界に向けて飛び降りた。
主の自己満です。
まだ中二なのへたでしょ許せへへへ。
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