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※いふくんメイン
※曲パロ
ある日のなんの変哲もない、いつも道理の朝。
最近は空気が冷たくなってき、半袖では寒いぐらいだ
だが、教室に入るとあのいつもクラスの中心で男女問わず慕っているリーダー的存在の彼の姿がない
彼の周りにはいつも人がいた。だが俺には上部だけの仲にしか感じることが出来なかった
まるで皆、彼を恐れているかのように
そんな彼の代わりに、机には 綺麗な百合の花が置かれていた
俺が教室に入って来たときからクラス内だけでなく、色んな所から噂や憶測をたてる声が聞こえてきている
誰かがふざけてやったのだろうか、だとしたら悪質過ぎるか？なんて現実から目を背けるような言葉が頭を駆け巡る
ｶﾞﾗｶﾞﾗ「おい、お前ら席に着け」
いつも道理、先生がやって来た
だがその顔はいつもの砕けた表情ではなく暗い顔をしていた
「えー、お前ら落ち着いて聞け」
「、、、昨日、学校の校舎裏で○○が亡くなって居るのが発見された……」
「はｯ……」
「え、うそっ、、」
「ｯやベーじゃん！」
ｻﾞﾜｻﾞﾜ教室が一気にざわめき出す
俺もまだクラスメートが亡くなったという事実を受け止められていない
あまり接点は無かったものの同じ学校に通っている、しかもクラスも同じ人が亡くなったということには驚きが隠せないでいた
「お前らｯ……静かにっ」
「……そこでだ」
「今回○○が亡くなっていたのは校舎裏だ。」
「警察にも調査して貰ったんだが、事故の可能性は非常に低いらしい……」
「つまり、、他殺の可能性が高いということだ」
「……ｯ」
「別に、お前らを疑っている訳ではない。」
「何か今回の事件について、知っていることがあるやつはいるか？」
ｻﾞﾜｻﾞﾜ
「は、他殺ｯ？」
「嘘だろ……」
「やばいじゃん、、怖すぎｯ」
先生から発せられた“他殺”という言葉に再び教室がざわつく
俺は普段接点があった訳ではない
物騒だななんて他人事のように考えていると 後ろの方から俺が小さな頃から聞いている低めの優しい声が聞こえてきた
「はい」
「ん、、、？まろ？」
「なんだっ猫宮？何か知ってるのかっ？」
「はい、僕がやりました」
「あいつを奈落に落としました」
「………………は？」
「っ！ほんとかｯ?！お前がやったのか？！」
「は？やべーだろ、、、」
「うそっ……猫宮くんが、？」
「でも……あいつってｯ……」
まさかの告白に俺は頭の整理が出来ないでいた
あのまろが殺人？しかもクラスメートを？ 色んな考えが頭を駆け巡る
その間、まろの顔を見てみるといつもの凛とした表情とは程遠い凶器じみた顔で笑みを浮かべていた
「お前っ！、、自分がしたことがわかってるのかｯ?！」
「はい。」
「で？」
「だって、皆あいつ嫌いやろ？」
「……っどういうことだｯ？！」
「自業自得やん。当然やろ」
「王様気取りで足くんで」
「その百合も俺が置いたんよ……！」
「みーんな悲しいふりして、めっちゃ滑稽w」
「やから教えてあげる」
「僕がやりました。」
「やぁって、あいつが俺をいじめるから。」
はっ？、、まろがいじめられてた？
そんなこと、ずっと一緒に居たのに気づけなかった。
確かに一緒に帰る頻度はこのクラスになってから減ってはいた。だがまろも部活やら他の友達と遊んだりで忙しいんだろうななんて思っていた。
そんな、まさかいじめを受けているなんて思いもしなかった
「で？」
これまでに聞いたことのないくらいの低くて冷めた声が教室に響く
「次は誰の番かなぁ」
「見て笑ってたクズな皆さん」
「まぁ、自主したって許さへんけどw」
さっきまで色んな言葉を発していた生徒達も、まろの言葉に顔を青くしていく
先生もまろがいじめを受けていたという事実に言葉が出なくなっていた。 いや、もしかしたら知っていたのかもしれない
まろは続けて言葉を発する
「いっつもカッコつけてんのに、俺だけには悪意振り撒いてさぁ」
「自分が嫌われてるの知らんかったんかなw」
「人気者気取りで笑てまうわ」
「あ～あ、可哀想。無様やわ……」
「小癪なお前によく似合ってる」
「お前が自主的に始めた遊びやねんから、最後まで果たしたる」
まろは机に置かれた百合の花に向かって話掛ける
こんなに凶器じみたまろは見たことがない。
いつもの優しく凛とした顔も、聞いてて落ち着く声もここにはない。
「猫宮……ｯ、、だがな、これはなぁ！」
「で？」
「だから何か問題が？」
「だから、皆あいつ嫌いやろ？」
「ほんで、次は誰の番？」
「見てわらってたクズな皆さんw」
「自主したって許さへんよ」
この言葉を最後に、誰も声をあげることは出来なかった
はい！ありがとうございました！
今回はロス様の自首という曲で書かせて頂きました！
解りましたか？
聞いたと無い人はぜひ聞いてみてください！
あの、可哀想で壊れてしまった推しが大好きなんです。
あと一応視点はないちゃんのつもりで書かせて貰ってます！
ないふラブ。ないふはふうふ。
では！
おわり( T∀T)
コメント
2件
あぁもう表現が神すぎます！
